ひな祭りの大迫をめぐる。〜大迫浪漫〜
こんにちは、plume。です!
3/2に行われた、まきまき花巻の フィールドワークに参加しました📸 今回のテーマは「ひな祭り開催中の大迫めぐり」!
平成10年から毎年行われている「おおはさま宿場の雛まつり」。 期間中(今年は2/22〜3/3)は、 町内の商店などに雛人形が飾られます。 展示される雛人形は、 なんと江戸時代や明治時代から それぞれのお店で受け継がれてきた 大変貴重なものです。
実際にひな祭り期間の大迫へ訪れたことがなかったのでとってもワクワク! ゲストの北山さんと佐々木さんにガイドいただき、大迫総合支所からスタート!
昔ながらの看板。当時のまま残されたであろう趣のある空き家も多くありました。 なんとも心くすぐるレトロな雰囲気☺️
はじめにこちらの展示会場へお邪魔しました🎎
会場全体が華やかな彩り。
こちらは江戸時代後期〜幕末あたりのもので「古今雛」と呼ばれ、面長なお顔と、華やかな刺繍や豪華な冠などが施されている衣裳をまとっているのが特徴だそう。お雛様は言わずもがな、高雅な御殿もとても素敵です。
浦島太郎や金太郎、舌切り雀などの有名な御伽草子のお人形も飾られていました。物語から学ぶ教えや知恵などが子の成長や幸福に繋がるように結びつけ、それぞれの家庭で様々なものも飾っていたそうです。
現代の雛人形も。緻密に作られた小さな雛道具も美しいですよね😊
次に柳田呉服店さんへ。
商品の綺麗なお召し物がたくさん並ぶ呉服店。奥へ進むと大きな雛人形が!こちらは約400年ほど前のもので、江戸時代中期に流行した「享保雛」と呼ばれる雛人形なのだそう。当時、幕府からは奢侈(贅沢)禁止令などが発布され、それらを意識した衣装になっているものもあるそうです。
まちなかには雛人形展示のお店や古民家が多くあるので、時代によって流行の衣装の柄や装飾、お顔つきが違って細かいところを比較しながら楽しめるのでかなり見応えがありました。
それぞれの時代の雛人形がこういった時代背景に沿った造りになっており、当時の様子を物語っているようでこれもひとつの魅力なのだと思います😌
川のせせらぎに癒されながら、ぶらり散策👣
すると辿り着いたのは石川旅館跡地。宮沢賢治も大迫を訪れるたびに宿泊していた高級旅館だったのだそう。賢治さんは石川旅館から父や友人に手紙を出したり詩の題材にしたり、彼にとってもかなり思い入れのある場所だったのではないかと思います。現在は石碑のみしか残っていませんが、賢治さん含め多くの人々に愛されていた場所としてなんだか温もりを感じました☺️
かつてはスーパーマーケットであり、現在は町民の憩いの場となっているお休み処では、昭和の物が多く展示されていました。昭和レトロが大好きなわたしはわっくわく✨おもちゃや薬品、なんと個人の日記まで…
まちなかでのフリーマーケットでは、江戸時代の古銭や外国の切手も販売されていました。なかなか目にすることのできないものなので、ついうっとり…😳
それから最後に訪れたのは早池峰と賢治の展示館。実は訪れるのが初めてで、ずっと行ってみたかったので念願叶いました!この施設は賢治さんの童話「猫の事務所」のモデルといわれる旧稗貫郡役所を復元した展示館です。
以前取材させていただいた賢治文庫はこちらの2階へ移転してリニューアル!教室のような癒し空間✨
こちらにも雛人形が飾られており、前述の石川旅館に飾られていた雛人形(古今雛)です。
こちらは花巻人形の雛人形です。可愛らしく明るい彩りの花巻人形は、見ているだけで幸せをもたらしてくれそう😌
長い歴史のモノや文化がそのまま受け継がれたこの街の方々からは、先人が紡いできた物語を大切にしている優しく暖かい想いが伝わってきました。まさに、浪漫。今後も何十年、何百年と更に味わい深い街となっていくのがとても楽しみです💭
商店街からは少し離れていますが、大好きなボン・ディアソフトを頂きこの日の余韻に浸り締めくくりました🍦大迫には、行ってみたいお店が自分の中でたくさんリストアップされているので、また今度ゆっくりぶらり旅をしてみようと思っています!
皆さんも、雛祭り期間のみならず大迫に訪れてタイムスリップ気分で魅力を再発見してみませんか☺️
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