観光×釣りの贅沢旅【大分】遠征アジング・ご当地グルメ・温泉の全てを堪能!
秋は何をするにも最適な季節。釣りだけでなく観光地巡りも好きな筆者は、旅行気分を味わう中で時間が足りなくなりがちです。さらに睡眠にも適した環境ゆえに夜更かしをして寝坊してしまうことも。今回は道の駅巡りやご当地グルメを楽しみつつ、アジングも満喫する「観光的ラン&ガンスタイル」をご紹介します。
観光とアジングを両方楽しむ!
秋は何をするにもベストシーズンですよね。筆者は釣りだけが趣味というわけではなく、観光地巡りも大好きな性分です。旅行気分を味わいたいこの季節は、どうしても時間が全く足りなくなってしまいます。
さらに、無情にも睡眠に適した環境のため、スケジュールを立てて胸を膨らませる一方で、夜更かしをしてしまい、当日に寝坊という悲惨な結末もしばしば…。
そこで今回は、道の駅巡りを楽しみながら、ご当地グルメに舌鼓を打ち、さらにアジングまで楽しむ「観光的ラン&ガンスタイル」をご紹介します。
当日のスケジュール:メインは釣り
朝マズメから夕マズメをエギングで楽しみ、ナイトからアジングを行うスパルタ釣行スケジュールを予定していましたが、起きて時計を見たら13時過ぎ……。これは釣り人失格の大寝坊です。仕方なく準備をしてアジングに的を絞るスケジュールへ変更しました。
観光癖が横槍を入れる
大分県のアジングが好調との情報をキャッチし、目的地はいつもの上天草市ではなく隣県の「佐伯市」に決まりました。さらに、夜のアジングタイムまではだいぶ時間があるため、少し寄り道をしながら観光やグルメも楽しもうとパートナーと話し合い、今回の釣行スケジュールが完成しました。
移動という名のドライブ観光
釣行の際、大半の時間を費やすのが「移動」ではないでしょうか。そこをあえて楽しみの時間に変換すべく、「これはドライブだ!」と気持ちを切り替えました。途中に珍しい食べ物屋さんがあれば、気持ちに従って覗いてみるスタイルで楽しんでみました。
大分名物の「唐揚げ」
筆者の地元熊本県では、唐揚げと言えばモモ肉の骨なしがほとんどです。しかし、大分県豊後大野市で立ち寄った「からあげ きよかわ」では、その常識が覆される美味しい発見がありました。
唐揚げの大を注文すると、ケンタッキーフライドチキンも顔負けの大きな骨付きモモ肉が登場。味わいは醤油ベースで、隠し味は解明できませんが、ともかく抜群の美味しさ。「もう一つ買えば良かった……」と2人で大後悔するレベルでした。
残念ながら写真はありません……。食べ終わった後に「写真を撮るのを忘れてた!」と気づくほど夢中で食べてしまったので、現物の味と香りはぜひ直接来店して確認してください。
釣り場へフィールドイン
出発時間が遅かったため、到着して散策すると有望なポイントには先行者がたくさん…。それでも風や潮流を考察し、釣果が期待できるポイントを探します。
少し脈ありのポイントに釣り人がいない場所を発見しました。ここで竿を出し、好調の大分県アジングを堪能したいと思います。
タックル
・ロッド:PSR60 The Next Stage
・リール:13’ソアレCI4C2000PGSS
・ライン:エステル0.2号
・リーダー:フロロカーボン0.8号
早速アタリが
隣でサビキ釣りの餌屋さんが泳がせ用の餌を確保中でしたが、情報に聞いたほどの好反応はなく、釣れる雰囲気は薄い印象。しかし、街灯の照らす先からライズ音が聞こえ、アジの気配はあるものの餌には反応しない様子。
そこでアジングならどうだろうと、ジグヘッド「ザ豆0.5g」にワーム「オクトパス1.8inch(あまも)」をセットし、半信半疑でキャストしてみます。
キャスト後カウント8で少しラインテンションをかけてさびいてみると「コンっ」と気持ちの良い手応えが!即座にアワセを入れるもフッキングには至らず、豆アジの手応えがあるようです。
待望のアジヒット
反応のあったレンジとアクションを再現し、集中してアタリを待ちます。同様にアタリが出たところでアワセを入れると今度こそヒット!
ドラグの調整を施したのが良かったようです。ファーストヒットは予想通り「豆アジ」。サイズは10cmほどでリリースしました。
一回り大きな「豆アジ」登場
ジグヘッドを「ストリームヘッド0.8g」に変更し、同じ「オクトパス1.8inch(あまも)」をセット。少し沖の明暗部を探ると同様のアクションで「コン……」と弱いアタリが手元に伝わりヒット!
少し大きな15cmほどのアジが浮いてきました。さらにサイズアップを試みます。
リアクションに乗せられない
明暗部に投入し、カウント15を取ると沖に流れる潮流を発見。ジグヘッドを「ストリームヘッド1.3g」に変更しワームは好反応の「オクトパス1.8inch(あまも)」をチョイス。
その潮の中を探りますが、アタリはあるもののヒットには至らず地合いは終了。潮止まりで無念の納竿となりました。
帰りの道も観光
日付をまたぐ納竿だったため、近くで車中泊をすることに。翌朝は清々しい朝を迎え、帰り道で人気の「家族湯」を予約。運良く良い部屋が選べたことに感謝し、トロトロの湯質の露天風呂に浸かって疲れを癒しました。
釣果を求めるストイックな釣りも良いですが、筆者の性格としてはのんびりしたスローなスケジュールが合っています。釣果も観光も欲張りに求めて、思い出に残る釣行を楽しみました。
家族サービスで観光をスケジュールするアジング趣味のお父さんや同年代のアングラーなら、たまには「観光的アジング」などいかがでしょうか。
<松永一幸/TSURINEWSライター>