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県高校総体前特集 バレーボール男子 注目選手とライバルたち(2) 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

 県高校総体の組み合わせが決まったバレーボールは、31日から3日間の熱戦が繰り広げられる。男子は大分南を軸に優勝が争われそうだ。今大会の注目選手を紹介するとともに、気になる選手を聞いた。

 

和間志苑(しおん、大分工業3年)

アウトサイドヒッター、174cm、60kg、東中津中学校出身

 

 

 センスと技術を兼ね備えたエース。ひょうひょうとした性格で、波がなく、どんな時も平常心でプレーできるのが強み。教えられたことをすぐに吸収・実践する素直さもある。現在は、一時的に低迷しているが、江崎裕之監督いわく「伸びる前の停滞期」。課題であるパワーをつけるためにウエートトレーニングに励んでおり、卓越したセンス・技術にパワーが加わればチームにとってこれまで以上に心強い存在になりそうだ。県高校総体に向け、「(九総予選では)ブロックを弾けず、決めきれなかった。パワーをつけて連覇に貢献したい」と気合十分。

 

気になる選手

姫野蓮史(大分南3年)

 中学の頃クラブチームが一緒だった。オールラウンダーで、レシーブ面の中心選手。蓮史を崩すことが、南を崩すことにつながる。

 

 

宮永晃宏(大分南3年)

アウトサイドヒッター、180cm、68kg、日出中学校出身

 

 

 得点源としてチームを支えるアウトサイドヒッター。真面目すぎる性格ゆえに切り替えが苦手で、調子を落とした時期もあったが、地道な努力とブレーン(メンタル)トレーニングにより復調。九総予選でも安定したスパイクで勝利に貢献した。県高校総体に向け、「(九総予選は)久しぶりの県大会で、県外のチームとは違う戦い方をする必要があると実感した。しっかり拾い、コンビをつくって決める。県高校総体は自分たちのバレーで勝つ」と意気込んでいる。

 

気になる選手

一宮斗真(別府鶴見丘3年)

 中学時代、県選抜チームで対角を組んでいた。今はライバルとして意識している。試合ではポイント数では上を行きたい思いは強い。でも仲が良いので試合中、目が合うとアイコンタクトを交わしてしまう。ライバルとして一緒に成長していきたい。

 

 

水本拓海(別府鶴見丘3年)

ミドルブロッカー、171cm、64kg、滝尾中学校出身(大分市)

 

 

 なんでも器用にこなすオールラウンダー。攻守の要としてチームに欠かせない存在だが、気分にムラがあり、調子の波が出やすいのが課題。舞裕太監督は「もっとハングリー精神を持って、前に出るプレーをしてほしい」と語るが、それは期待の表れでもある。県高校総体の目標は、大分南を倒して優勝すること。「自分は大きな選手ではないので、ミスを減らし、チームのバランスを保てるような存在になりたい。クイックやワンタッチでスパイカーを楽にしたり、ボールをつなぐことを心がけたい」と、静かな闘志を燃やしている。

 

気になる選手

井手平 夏和(大分南3年)

 中学の時、クラブチームで一緒にプレーしていた。高校に入って一気に身長が伸び、今では南の中心選手。南に勝つには彼を食い止める必要がある。

 

 

(甲斐理恵) 

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