＜結婚の…正解・不正解？＞努力家の友人「兄にマウント取りたい」の結末【まんが：ユカの場合】
みなさんの結婚観は、どういうものですか？ 自分の思い描いたとおりの結婚生活を送るのが理想かもしれませんが、パートナーと結婚観が異なればお互いの意見のすり合わせをしなければなりません。結局どこかで妥協したという方もいるのではないでしょうか。そんな結婚観について、さまざまな男女のお話をオムニバス形式でお届けします。
私は28才のハルナです。幼なじみのユカはとても努力家。小柄で可愛らしく、頭の回転が速くてユーモアもあります。ただ、ひとつ難点を挙げるとすれば、昔からお兄さんに異常なほど対抗意識があること……。
お兄ちゃんには負けたくない！ お兄ちゃんができるなら私だって！ ユカにはその気持ちが大きいように私の目にはうつりました。しかしあと一歩、いつも何か及ばないのです。ユカはお兄さんと同じ道を目指しましたが、夢は叶わず……。
ユカはもともと努力家です。頭の良さ、外見、性格の良さ、そういった条件もチェックしながら「収入面で兄を上回る人」を探していました。努力した末にお兄さんより高収入のお相手が見つかり、数年かけて結婚までたどり着きました。
結婚をしてお互いに生活が変わったころから、ユカとの交流はなくなりました。ただ最近ふとSNSをのぞいてみたら、ユカが旦那さんのマザコンぶりや金遣いの荒さに困っていることが分かりました。はたから見ると決して幸せな結婚生活ではないようです。 しかし絶対に何が何でも離婚はしない、とも言っていました。やっとの思いで手に入れた「兄にマウントをとるための切り札」だからなのでしょう。ユカはようやく子どもの頃からの目標を達成して、お兄さんに勝てたと思って満足しているのかもしれません。