チアダンス全米大会で入賞 選抜チームに八王子から3人
市内のチアダンス教室に通う関優衣果さん(第七小5年)、橋本逢里さん(七国小5年)、恒原歩実さん(浅川中1年)が、今年1月にアメリカ・テキサス州で行われたチアダンスの全米大会「NDAオールスターナショナルチャンピオンシップ」に出場。優秀な成績を収めたため3月18日、初宿和夫市長を表敬訪問した。
223チームが出場した同大会。年齢や人数ごとに分かれる部門で、関さんはユース・ポン・スモール部門に出場し第2位と特別賞を、橋本さんと恒原さんはジュニア・ポン・スモール部門で第6位に入賞。本番で披露した演技の動画を視聴した初宿市長は「きびきびとした動きでまとまっていて素晴らしい演技ですね」と讃えた。同席した安間英潮教育長からは練習方法などを尋ねられ、「つま先を伸ばすことや演技を揃える練習をします」などと答えた。
3人は東京や千葉、群馬など首都圏で8つのチアダンス教室を展開する「ソングリーディング&ダンスファミリー」の八王子教室に所属。同団体が指導する児童・生徒ら約100人の中から、全米大会に挑戦する選抜チーム「SUPERNOVAYouth」に関さんが、「SUPERNOVAJunior」のメンバーに橋本さんと恒原さんが選出された。
大会を振り返り、関さんは「メンバー全員、全力で踊れた。特別賞まで取れてうれしい」、橋本さんは「本番はあっという間に終わってしまった。6位は悔しいけど、友達と協力してできることが増えたことはよかった」と話した。
3人は昨年秋ごろから市内での自主練習や都区で行われる合同練習に励んできた。大会出場のため今年1月、親元を離れ1週間ほど渡米。引率を兼ねたコーチ指導の下、メンバーだけで自炊をしたり、本番に持参するおむすびを作ったり、洗濯をしたりと合宿のような日々を過ごした。
恒原さんは「日本を出発する時は家族と離れて寂しい気持ちもあったけど、仲間と励まし合って生活できたのがよかった」と話していた。保護者らは「帰ってきてから家事を手伝ってくれたりと、たくましくなった気がする」とそれぞれ印象を話し、3人を労った。