【全国高校総体⑨】柔道 男女8人闘志燃やす 団体・個人戦に出場 名張
今年度の全国高校総合体育大会(インターハイ)「ありがとうを強さに変えて 北部九州総体2024」が7月27日、開幕した。予選を突破して真夏の大舞台に臨む、伊賀地域各校やゆかりの手たちに意気込みを聞いた。
【柔道】8月10日から、大分市・レゾナック武道スポーツセンター
名張高校(名張市東町)柔道部からは、男子団体、男女個人で出場する。
男子個人は、73キロ級の中井夢人さん(3年)、90キロ級の堂﨑義喜さん(同)、100キロ超級の南叶音さん(2年)の3人。
6月の県予選で、準決勝、決勝と同じ部の仲間と対戦となった中井さんは「互いを知り過ぎてやりにくかった」という。得意技は背負い投げで、「速さを生かし、闘った仲間のためにもベスト4を狙う」と目を輝かせる。
1年から県大会で成績を残してきた堂﨑さんは対戦相手から研究されていたが、予選で力の差を見せつけた。得意技は足技。「1回戦から自分の柔道をして一つひとつ勝ち上がってベスト4を目指したい」と力強い。
県大会では全試合、競り合って勝ち進んだという背負い投げを得意とする南さんは全国大会には初出場。2回戦で早くも全国大会優勝経験者と当たるそうで、「来年につなげるような試合にしたい」と話す。
団体戦には堂﨑さん、中井さんに加え、樋廻一真さん(2年)、田中蒼人さん(同)、常山凛さん(同)、広瀬瑠海さん(1年)が出場。全員が小柄で軽量級なため、条件としては不利になるというが、「足出し、技出しを早くして相手の動きを上回る柔道で勝っていきたい」とベスト8を狙う。
女子個人では52キロ級の陶山心愛さん(3年)が出場を決めた。県大会では1年の時から敵無しの強さ。今回も得意の大外刈りを生かして勝ち進んだ。今まで全国大会ではベスト16だったので、「今年はその上のベスト8を」と闘志を燃やしている。