【鎌倉 オープンレポ】鎌倉いちごファーム - 銭洗弁財天すぐそばに、いちご直売所が新規オープン!
鎌倉駅西口、通称裏駅より徒歩13分、銭洗弁財天に向かう道中を少し入った脇道に、「鎌倉いちごファーム」が2025年2月22日(土)に新規オープンしました。筆者は開店初日にも伺いましたが、その際は、たくさんの地元の方が列をなして並び、開店を心待ちにしている様子が伺えました。そして、いちごは今まで食べたことないサイズと甘さで、子どもたちのリクエストもあり、今回またお邪魔してきました。
画像出典:湘南人
いちご農家になるまでの成り立ち
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代々農家の家で生まれ育ち、大学を出て就職したものの、やはり農業をやりたいと決意し、後継者として継ぐことになった、8代目に当たる安齊さん。
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両親は様々な鎌倉野菜を作っているものの、自分は「ひとつのものにこだわり、味を極めたい」と考え、品種も多いいちごを選び、湘南エリアのいちご農家に勉強に行きました。そして、2024年夏に新規就農者の認定を取得、晴れていちご農家としてのスタートを切ることになったそうです。
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現在は初年度ということもあり、ビタミンcが豊富な「おいCベリー」と、おおぶりで甘い「あまえくぼ」をメインに、白いちごなど5品種をラインナップしているそうです。改めてお話を伺うと、いちごの奥深さに驚き、それぞれに美味しさの違いがあると思うと、いろんな品種の食べ比べをしたくなりました。
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いちご作りに欠かせない蜂の役割
ビニールハウスの中で暖房機などを入れて、30度近くまで温度を保つと、白い花が咲きますが、ハウス内では自然による受粉はできないため、蜂を飛ばすことにより、受粉してくれる役割を担うそうです。しかも仕事を終えるときちんと蜂は箱に戻っていくとか。蜂の役割に驚きました。
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取材時は残念ながらビニールハウスの中に蜂を飛ばしていたので、中に入ることはできませんでしたが、いちごがたくさん育っている様子を拝見することができました。
いちごの販売は生育状況により大きく異なる
基本的には販売日は土日だけですが、気温が上がってきた3月中旬以降は、平日にも不定期で販売するそうなので、土日に行けない方はぜひ、Instagramを確認してみてくださいね。
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品種は日により若干異なるものの、パックとカップでの販売をしています。今回は子どもでも持ち歩きやすく、食べ歩きもしやすいいちごカップ600円(税込)を2点購入しました。不揃いのいちごが、大きさも品種も混ざって入っていました。
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この子どもの手のひらサイズのいちごは「あまえくぼ」です。前回はこの品種のいちごのパックを購入しましたが、大きさもさることながら、この品種、筆者が今まで食べたいちごの中でも断トツに甘くてジューシーで驚きの美味しさです。水分量がものすごいので、ぜひ、一度味わって頂きたい品種です。
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こちらの価格は、3月中旬取材時のものです。価格は市場の相場に合わせ、600円~1,000円(税込)での販売となるそうです。
丹精込めて作られた美味しいいちご
取材時は土曜日でしたが、リピーターとみられる地元客が何組か来店したり、銭洗弁財天に向かう観光の方が「帰りに寄るね」と声をかけている様子も見られました。何より、販売しているお2人の穏やかで優しい空気感は人を寄せ付けるのではないかと思いました。
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4月からは予約制でいちご狩りも楽しめるようです。駅からも徒歩圏内なので、観光ついでに行くこともできますね。直売所そばには野菜の自販機もあるので一緒に覗いてみてくださいね。新鮮な朝採れの鎌倉野菜も購入できますよ。自然豊かな谷戸、鎌倉佐助で作られたおいしいいちごを食べにぜひ、行ってみてください。
鎌倉いちごファーム
営業日
土・日曜日 (いちごの生育状況により、平日営業することもあります)
※詳細は、店舗Instagramでご確認ください。
支払い方法
現金のみ
アクセス
JR・江ノ電鎌倉駅西口より徒歩13分
住所:〒248-0017 神奈川県鎌倉市佐助2-883-1
駐車場:なし