感動の渦に巻き込まれたラスト”HY SKY Fes 2025”大きな感動を生むシーン、大合唱で幕を閉じた大トリ”HY” そして次回は!?
「HY SKY Fes 2025 & 前夜祭」が、2025年3月14日(金)より3日間にわたり、沖縄県総合運動公園多目的広場で開催された。6回目の開催となる今回は2日間で延べ2万5000人ほどが来場し、HY含む14組の豪華アーティストが舞台を盛り上げた。本レポートでは、DAY2の様子をお届けする。
大トリを務めるのは、もちろんHY!三線の音色にのせて「イーヤーサーサー」「ハーイヤ」の大合唱のなか登場し、1曲目「Street Story」がスタート。エイサーを呼び込みカチャーシーを踊り、手拍子して、ジャンプして、歌って踊って、一瞬にして会場をあたためた。
そして代表曲「AM11:00」へとつなげると、20年が経っても色褪せない名曲に、オーディエンスも大合唱となった。続いてアニメ『沖縄で好きになった子が方言すぎてツラすぎる』のオープニングテーマにもなっている新曲「大大大好き」を、ダンサーとともに披露。
「42年間のすべての人生の、いろんな人との出会いや別れを描いた曲になっています」と仲宗根泉(キーボード・ボーカル)の語り出しで紹介されたのは、映画『366日』の主題歌であり、ストリーミング再生数が1500万回を超えたHYの新たな大ヒット曲「恋をして」だ。卒業式などで別れがあるこの季節とあいまって、大きな感動を生むシーンとなった。
最後は人気曲「隆福丸」と「ホワイトビーチ」を続けて披露。HYの代表曲とはいえ、沖縄県民はなぜこんなにもみんな、HYの曲を歌えるのか不思議だ。本当にみんながみんな、サビ以外もしっかりと歌えるのだ。おそらくこの光景を初めて目にした人は、沖縄の学校ではHYの歌が教科書に載っているのかな?と思ってしまうだろう。それほど、子どもから大人までみんながHYの歌を口ずさめるのだ。HYが沖縄県民にいかに愛されているかがよく分かる。
アンコールは「366日」をOfficial Duet ver.で。タイトルコールをすると会場が沸き立ち、仲宗根の奏でる美しい音色に耳を傾ける。そして徐々にスマホのライトをつけて横に振る人たちが増え、舞台から見た会場は幻想的な灯りに包まれた。“それでもいい それでもいいと思えた恋だった”からはじまるサビをみんなで大合唱し、感動の渦に巻き込まれたラストとなった。そうして全員がひとつとなって「HY SKY Fes 2025 &前夜祭」は幕を閉じた。
HY セットリスト
M1 Street Story M2 AM11:00 M3 大大大好き M4 恋をして M5 隆福丸 M6 ホワイトビーチ En 366日(Official Duet ver.)
SKY FesはHYメンバーが地元沖縄で、「地球と子どもたちと未来のために」できることはないかと考え、生み出された。子どもたちの大きな夢やチャンス、家族みんなでつながっていく大切な時間になればというHYの思いのとおり、多くの人にとって大切な場面となったことだろう。 SKY Fesは参加する出演者とHYメンバーの仲の良さも垣間見られ、アーティストとしてだけでなく人間的な部分が存分に伝わるフェスだ。参加するたびに好きなアーティストが増えていく。いままで知らなかったアーティストを探りに、一度遊びにきてはいかがだろうか。 来年7回目となる「HY SKY Fes 2026 & 前夜祭」の開催も発表され、2026年3月20日(金)21日(土)22日(日)に開催が決定している。