冷やし中華なのにアツアツ!麻婆茄子がのった名物冷やし中華はじまりました【東華園】富山まちなかで愛される老舗町中華
気温が高くなってくると、さっぱり食べられる冷やし中華が恋しくなります。みなさんの行きつけのラーメン店や中華料理店でも、そろそろ「冷やし中華 はじめました」の文字を目にするようになってきたのではないでしょうか。
今回ご紹介するのは、富山市のまちなかで半世紀近くにわたって愛され続ける老舗町中華の名物、ちょっと変わった冷やし中華です。
富山市まちなかで半世紀
名物はひき肉とごろごろナスたっぷりの麻婆茄子
富山市のまちなかを流れるいたち川沿い、清水町に店を構える「中華料理 東華園」。11時の開店と同時に常連客がひっきりなしに訪れる人気の町中華です。
日焼けした朱色のテーブルに座布団付きの椅子、黒板に書かれたメニュー…店のそこかしこに長年愛されてきた店の歴史を感じることができます。
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チャーハン、餃子、酢豚にカニ玉など、豊富なメニューは町中華ならではですが、客の9割近くが注文するというのが「麻婆茄子」を使ったメニューです。
たっぷりのひき肉とピリ辛のあんに、大きく切ったナスがごろごろと絡む絶妙な味わい。一品料理や定食も人気ですが、さらに高い人気を誇る名物が麻婆茄子と麺をかけ合わせた「マーボナスラーメン」と「マーボナス焼麺」です。
「麺の上にのっけたらおいしんじゃない?」という店主 綿俊市さんの息子のアイディアから生まれんだそう。
熊本産の大ぶりのナスは高温の油で一度素揚げし、水分やうま味を閉じ込めているのでとってもジューシー。自家製の豆板醤とラーメンスープで作ったピリ辛のあんが、炒めて焼き目をつけた中華麺によく絡みます。
トロッとしたナスの食感とパリパリ麺の食感のバランスもたまりません。
麻婆茄子×中華麺は 冷やし中華でも
そんな鉄板メニューの麻婆茄子×中華麺シリーズですが…
「この麻婆茄子を冷やし中華の上にのっけてくれってお客さんに言われて…」と、奥さんの久美子さん。
なんとアツアツの麻婆茄子と冷やし中華のコラボをオーダーされたんだそう。そのリクエストから生まれた「東華園」特製の冷やし中華がこちら!
冷水でしめた中華麺の上にのっているのは、アツアツ作りたての麻婆茄子。
箸でほどよく絡めて食べてみると…冷たすぎず、熱すぎず。ナスのトロトロ感はそのままで、冷たい麺との相性も悪くありません。
麻婆茄子のほどよい辛味にまろやかなゴマダレスープと白ゴマの風味、紅ショウガもいいアクセントになっていて、箸が止まりません。
冷やし中華麺は、季節限定。
他店の冷やし中華と同じように、「今年もあの味が帰ってきた」な風物詩となる味です。
富山の町中華のちょっと変わった冷やし中華、楽しんでくださいね。
店舗情報
【中華料理 東華園】
住 所 富山県富山市清水町3丁目6-14
営 業 11:00~14:30
電 話 076-422-4534
定休日 月曜、第2火曜
出典:KNBテレビ「いっちゃんKNB」
2024年6月4日放送
記事編集:nan-nan編集部