【荒尾市】ミルメーク余ったらジャンケンしてた人ー!料理のクオリティも想像の上をいく「廃校cafe AnAn(アンアン)」
まだ社会の荒波も知らなかった小中学生時代。 休み時間にゴム跳びや長縄したり、ドッチボールしたり、ケイドロしたり、給食の牛乳瓶のフタを集めてメンコ作ったり…。 無邪気に遊んでた頃って、本当に楽しかったですよねー! 「私の時代はそんな遊びはしてません!」というツッコミはさておき、子どもの頃の思い出はキラキラです。 給食でジューシーやミルメークがある日は嬉しくて、欠席の人がいたら、余った分をジャンケンで争奪戦したり…。 そんな懐かしい思い出が蘇る、廃校カフェが荒尾にオープンしましたよ!
場所は校舎!教室がお店
「廃校cafe AnAn」は今年8月にオープンした、廃校をリノベーションして作られたお店です。
2008年に閉校となった、旧荒尾第五中学校の校舎の中にお店があります。
看板や壁の塗装など、ほぼすべてDIYで作られたという、手作りのお店です。
中に入ってみると、ザ・教室!
黒板には日直やイラストも描かれていて、見るだけで懐かしくなります。
細かいところまでついつい読みこんでしまうほどの、リアルな内容が楽しいですね。
天井や床板も、木材をカットして塗装するところからDIYで作り上げ、絵も地元の高校の美術部の人たちが描いたそうで、みんなの力でできたお店です。
かわいらしいイラストもいっぱいで、ウキウキするような空間です。
本格的なメニューにびっくり!
廃校カフェということで、正直、メニューにはあまり期待していなかったのですが、メニューを見てみると、その内容がすごいんです!
ドリンクは、コーヒーや紅茶にジャスミンティーやほうじ茶ラテ、ジュース類にミルメーク、さらにアルコール類もすごい数…!オリジナルシャンパンまで用意されています。
そしてランチがまたすごい!しょうが焼き定食や海鮮五目釜飯御膳など、にんじんはうすかと思ってしまうような食事の充実っぷりです! こちらはすべて、大阪や京都のリッツカールトンで働かれていたという、元五つ星ホテルのシェフ監修というのだから驚きです。 しかもランチのご飯は、注文後に羽釜で炊き上げられるという、贅沢なご飯! さらにデザート類も…
どら焼きや珈琲ゼリーにプリン、タルトなど充実していて、廃校らしいメニュー・あげぱんもありますよ。
さらに夜は特製カレーもあり、想像をはるかに超えるメニューの豊富さに驚きでした!
懐かしのミルメークと自家製プリン
デザートメニューの中から自家製プリンと、「これいっとかなきゃ!」のミルメークを頼んでみました。
廃校でいただくミルメークと自家製プリン…なんてときめく組み合わせなのでしょう!
ミルメークはなんと、6種類もの中から選べます! コーヒーにココア、バナナにメロンにキャラメルまで、こんなにも種類があったとは…!
悩んだ挙句、定番のコーヒーをチョイスしてみました。ストローまで、ミルメーク専用というこだわりよう。
混ぜ混ぜして飲んでみると、「あぁ、こんな味だったっけ…」。 なぜだか、子どもの時の方が美味しかったような気がしますが、それが大人になったということなのでしょうか。
プリンは、固いプリンでもなく、柔らかいとろとろプリンでもない、ほどよい固さのプリン。 上品な甘さの素朴な味で、ここで味わうのにふさわしい美味しいプリンでした!
そのほか、デザートもいろいろあるのですが、自分で焼けるお団子に、お茶までついたセットもかわいらしくて素敵でした!
校長(店長)は23歳という若さ!
こちらのカフェの校長(店長)・喜瀬碧斗さん(かっこいいお名前!)はまだ23歳。
福岡の方ですが、オーナーさんに声をかけられ、この荒尾の廃校カフェを任されることに…。 オープン前に、SNSでDIYの様子を発信していると、手伝ってくれる人たちがどんどん現れて、応援してくれるたくさんの人と一緒に、お店を作り上げることができたそうです。みんなから愛される、優しい性格の喜瀬さん、お話しているだけでも癒されました。 卒業生の方が来られたり、地元の方が来られたりと、オープン以来満席も続いていたという人気のお店。 古き良き校舎が、こうして若い人たちの手で蘇っていくのも素敵ですね。 子どもの頃を思い出し、懐かしい気持ちになれる「廃校cafe AnAn」、ぜひ皆様も行かれてみてくださいね! ※記事公開直後は混み合う場合がございます。日を空けてのご利用をおすすめしています。