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詳しい解説付き!パティシエ直伝のティラミスレシピ

macaroni

詳しい解説付き!パティシエ直伝のティラミスレシピ

プロが教える。本格ティラミスレシピ

調理時間:90分

冷蔵庫で冷やし固める時間は含みません

ティラミスの本格レシピをご紹介します。サヴォイアルディと呼ばれるフィンガービスケットから焼き、クリームはパータボンブをベースに作ります。なめらかで濃厚なマスカルポーネチーズのクリームにコーヒーシロップがたっぷり染みて、たまらないおいしさです。

アルコールが入っていないため、チーズやコーヒー、ココアの風味が引き立ちます。お酒が苦手な方でも楽しめますよ。

材料(17×17×4cmの容器1個分)

フィンガービスケット

卵黄:1個

グラニュー糖:10g

卵白:1個分

グラニュー糖(メレンゲ用):20g

薄力粉:30g

粉砂糖:適量

ティラミスクリーム

マスカルポーネチーズ:200g

卵黄:3個

グラニュー糖:40g

水:40cc

生クリーム:160cc

板ゼラチン:4g

コーヒーシロップ

インスタントコーヒー:10g

砂糖:30g

水:150cc

仕上げ

純ココアパウダー:適量

本格ティラミスのポイント3つ

フィンガービスケットのメレンゲは、グラニュー糖を3回に分けて加える。グラニュー糖は卵白が少し泡立ってから加えるほうが泡立ちやすい

パータボンブにすると軽さが出てコクが増し、ティラミスクリームが崩れにくくなる。卵黄を60~80℃くらいの湯せんにかけて温め、冷めるまでかき混ぜつづけるのがコツ

ティラミスクリームの生クリームは6~7分立てにすると、均一に混ざりやすくなる

下準備

<フィンガービスケット>

・薄力粉はふるっておく

・オーブンは200℃に温めておく

・絞り袋は約10mmの丸口金を付けておく

<ティラミスクリーム>

・マスカルポーネチーズは常温に出しておく

・板ゼラチンは氷水(分量外・適量)に入れてふやかしておく

作り方

フィンガービスケットを作る

ボウルに卵黄とグラニュー糖を加え、湯せんにかけて泡立て器で白っぽくもったりするまで泡立てます。

※卵黄を温めると表面張力が弱まり、泡立ちやすくなります。

きれいなボウルに卵白を入れ、メレンゲ用のグラニュー糖を3回に分けて加えて、ピンと角が立つまでハンドミキサーで泡立てます。少しもったりするまで泡立ててから、グラニュー糖を加えましょう。

※グラニュー糖は卵白が少し泡立ってから加えるほうが、泡立ちやすいです。

卵黄のボウルにメレンゲを1/3量ずつ3回に分けて加え、その都度ゴムベラでさっくりと混ぜ合わせます。8割程度混ざればOKです。

※メレンゲの泡をつぶさないように混ぜましょう。

ふるっておいた薄力粉を2回に分けて、ボウルに加えます。ゴムベラで練らないよう、生地の底からすくうようにさっくりと混ぜ合わせます。

※メレンゲの泡をつぶさないよう、なるべく少ない回数で混ぜてください。

丸口金を付けた絞り袋に、生地を入れます。クッキングシートを敷いた天板に、5~6cm程度の長さに間隔を空けて絞り出します。

※生地が少しふくらむので、間隔を空けて絞りましょう。

表面に茶こしで粉砂糖をふりかけます。オーブン200℃で7分ほど焼き、ケーキクーラーの上で冷まして粗熱を取ります。

※粉砂糖を振りかけて高温で焼くと、表面がさくっとした軽い生地になります。

コーヒーシロップを作る

小鍋にインスタントコーヒー、砂糖、水を入れ、沸騰直前まで温めます。かき混ぜて砂糖を溶かし、冷まします。

ティラミスクリームを作る

パータボンブを作ります。耐熱ボウルに卵黄、グラニュー糖、水を入れ、泡立て器でよく混ぜ合わせます。

70~80℃程度の湯せんにかけ、ハンドミキサーで混ぜ合わせます。卵黄に熱が入ったら湯せんからはずし、白っぽくなって粗熱が取れるまで泡立てます。もったりとして筋が残る状態になればOKです。

※60℃程度でよく泡立ちます。加熱しすぎると卵黄がボソボソになるので、温度に気をつけてください。

溶かした板ゼラチンに少量のパータボンブを加えて混ぜ、パータボンブのボウルに戻し入れて混ぜ合わせます。

※少量のパータボンブで溶かした板ゼラチンをゆるめておくと、パータボンブ全体に混ざりやすくなります。

ボウルにマスカルポーネチーズを入れてほぐし、3回に分けてパータボンブを加えて、その都度泡立て器でよく混ぜ合わせます。

※マスカルポーネチーズをほぐすとき、混ぜすぎると分離するので気をつけましょう。パータボンブを3回に分けて加えると、マスカルポーネチーズに混ざりやすいです。

別のボウルに生クリームを入れ、ハンドミキサーで7分立てにします。ツノが立たず筋が残る程度にとろみが付けばOKです。

※生クリームを泡立てすぎてしまうと、パータボンブと混ざりにくくなってしまうので気をつけましょう。

マスカルポーネチーズを混ぜたボウルに7分立ての生クリームを2回に分けて加え、泡立て器でよく混ぜ合わせます。

組み立てて冷やし固める

容器に1を半分敷き、2をはけでたっぷりと打ちます。

※生地にたっぷりとコーヒーシロップがしみこむよう、端まで丁寧に塗ってください。

3を半量流して平らにならします。

もう一度同様に繰り返し、さらに一層重ねます。冷蔵庫に3時間程度入れ、冷やし固めます。


固まったら上面に茶こしで純ココアパウダーを振りかけて、できあがりです。

よくある質問

手作りしたティラミスは保存できますか?

ティラミスは傷みやすい食材でできています。基本的に手作りのティラミスは、あまり日持ちしません。冷蔵庫に入れて保存し、2日で食べ切るようにしましょう。冷蔵庫内ではラップやふたをして、匂い移りを防いでください。

ビスケットの代わりにスポンジでも作れますか?

スポンジでも作れます。プレーンのほかココアスポンジでもOKです。

大人向けアレンジのおすすめは何ですか?

コーヒーシロップに、コーヒーリキュールやマルサラ酒、ラム酒などを少量加える、またはパータボンブにマルサラ酒や白ワイン、ラム酒などを少量加えると、アルコールの風味や味が加わって深みのある味わいになります。

お店の味!本格ティラミスレシピで作ってみよう

ティラミスは市販のビスケットを使えば、手軽に作ることができます。お店のような本格的な味わいにするにはビスケットから作り、パータボンブでティラミスクリームを作るのがおすすめです。

手間はかかりますが、コクが増しておいしさがアップしますよ。ぜひ挑戦してみてくださいね。

ライター:Uli(webライター)

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