Yahoo! JAPAN

伝統の「ちぃじがき蕎麦」を味わえる店「那須庵」が新装開店-群馬県甘楽郡甘楽町

タウンぐんま

「もりそば」(一合600円~)のほか、「だいこんそば」や「にらそば」(各650円~)なども。 ※写真はもりそば二合。

昨年閉店した甘楽町秋畑那須地区のちぃじがき蕎麦(そば)の館「那須庵」が、新たな運営者を迎え10月5日に営業を再開した。

地場産のそばで地域貢献

店主の貴秋さんは都内のそば店などで腕を磨いた。

「那須庵」は1996年に地域活性を目的に、遊休農地を活用し開かれた「ちぃじがき蕎麦の里」内にある。
この地は古くからそばの栽培が行われてきた“ちぃじがき”と呼ばれる小さな石垣に支えられた段々畑が広がる地域で、標高が高く昼夜の寒暖差が大きいため、栽培されるそばは香りが高く“那須のそばは天下一”と評されてきた。同店は1997年から営業してきたが、運営者の高齢化により惜しまれつつ昨年12月に閉店。
町はその後、地域おこし協力隊として後継者を募っていた。
そんな中、新たに運営者となったのは今年1月に神奈川県から移住してきた山本貴秋さん、のぞみさん夫妻だ。

挽ひきぐるみを使った細めの九割そば。

新たな「那須庵」では、そばとつゆを一新。
夫妻で試行錯誤を重ね、のどごしの良い細いそばを完成させ、つゆには2種類の醤油(しょうゆ)をブレンドすることで深いコクを引き出した。
その味は以前から通う常連からも好評で、毎週足しげく通うリピーターもいるとのこと。

「そばや野菜の栽培にも挑戦したい」と語る山本さん夫妻。

山本さん夫妻は「地域に愛されてきた那須庵の伝統を守りつつ、多くの人においしいそばを味わってもらって地域に貢献していきたいです」と話す。

店内は座敷席からテーブル席に改装。

伝統や文化を継承しながら、食を通じて地域振興を目指す同店。
新たに店を切り盛りする夫妻の熱意と努力が、再び人々に愛される店を作り上げている。

雄川添いにある店舗。

ちぃじがき蕎麦の館「那須庵」

【住所】甘楽町秋畑5387-2

【営業時間】11:00~14:30

【休み】水・木・金曜、12月7日、8日

【駐車場】9台 ※ちぃじがきの里秋畑那須駐車場。

【問い合わせ】0274-67-5808

【那須庵 紹介ページ】https://www.town.kanra.lg.jp/sansin/nourin/news/20241003115254.html

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【さすがに無茶】池袋の中華料理店がやってるバレンタイン企画にやや引きながら食べてみた結果

    ロケットニュース24
  2. 田村淳さんがアワード受賞! 史上最大規模の開催となった「ジャパンキャンピングカーショー2025」訪問レポ

    ロケットニュース24
  3. TVアニメ『ブルーロック』のエゴイストたちをフィーチャーした『ブルーロック展 EGOIST EXHIBITION the animation』開催が決定

    SPICE
  4. 【札幌市/中島公園】森の中でリラックスするように、ほっとひと息つける空間「森香珈琲」

    poroco
  5. 「リアル三國無双」張遼!正史に残る最強武将の生涯とは

    草の実堂
  6. 「まさか40年もやらせてもらえるとは…。」南野陽子デビュー40周年記念コンサート開催決定!

    WWSチャンネル
  7. 【初日から品薄】BOSSとポケモンカードのコラボキャンペーンがスタート! 缶コーヒーを飲んでポケカ柄のランチボックスをゲットだぜ!

    ロケットニュース24
  8. 東京、2月に行くべきあったかフードフェス4選

    タイムアウト東京
  9. 山本彩、『小学一年生』創刊100周年記念ソングの歌唱を担当!「多くの方に聴いていただけると嬉しいです」

    Pop’n’Roll
  10. 急な出産に備え救急隊員が研修 助産師が人形で指導 名張市消防

    伊賀タウン情報YOU