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伊勢原市 アプリで介護予防 ポイントを電子マネーに

タウンニュース

アプリ画面の一部

伊勢原市は高齢者が介護施設などで行ったボランティア活動に対して、換金可能なポイントを付与する「介護支援ボランティアポイント事業」を再スタートさせる。スマートフォンの「脳にいいアプリ」を導入し、7月1日(月)から新規参加者を募集する。

2017年度から始まった同事業。コロナ禍による活動縮小など参加者の減少に伴い、事業全体が縮小していた。そこで市は21年度から事業の見直しを開始。既存参加者への意識調査のほか、すでにアプリを導入していた八王子市への視察など検討を重ね、5年ぶりに新規参加者の募集を開始する。

「いせポ」と名付けられた同事業。アプリの導入は県内初で、「脳にいいアプリ」は(株)べスプラ(東京都)が開発したスマホアプリ。認知症予防を目的に作られたアプリで、簡単な操作で楽しく効果的に健康づくりができる仕組みになっている。アプリの導入でこれまでポイントカードなど紙ベースで行っていたポイント管理や換金手続きを廃止。付与されたポイントが電子マネー(PayPay)に換金できるようになる。

アプリでは介護施設でのボランティア活動に応じてポイントが付与されるほか、運動(歩行)、脳トレ、食事の3要素のメニューが盛り込まれている。体重や血圧などの健康状態や服薬管理、活動実績や推移をモニタリングでき、目標達成や活動の度合いでポイントが付与される。市は高齢者のボランティア活動による社会参加の習慣化と、介護予防を後押ししたい考えだ。市介護高齢課の担当者は「事務作業がスリム化し、これまで以上に介護予防の後押しができるようになる。高齢者のスマホ移行が進めば、市のさまざな情報を受け取れるようになる」と話す。

対象者は、65歳以上で介護認定を受けておらず、スマートフォン機器を持っている人。新規に参加する場合は、7月31日(水)に市役所2階2C会議室で開催される説明会への参加が必要になる(午後1時30分〜3時)。問合せは市介護高齢課【電話】0463・94・4725へ。

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