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尾鷲港ライトゲーム釣行で小型タチウオ20匹をキャッチ【三重】水面直下で連発!

TSURINEWS

水面直下で連発(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

伊勢湾奥も本格的に真冬の海となり、狙える魚種が激減してしまった。そこで2月2日、重い腰を上げて出かけたのは三重県南部の尾鷲港。先月中旬、仲間から小型のタチウオが釣れたとの情報をもらっていたので、今回はこのタチウオを中心に狙っていく。

尾鷲港でライトゲーム

到着したら、まずは土産の確保。夜の釣りだけに、これだけは閉店前に済ませたい。購入したのは虎の尾という青唐辛子を使った薬味で、刺し身などにも最適な私のお気に入りなのだ。他にも食材などを買い込み、日没に合わせて漁港へと向かう。

ライトゲームのタックル(作図:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

外海が荒れているせいか濁りもあり、見る限りベイトの気配はない。簡単に夕食を済ませて午後6時ごろからキャストを開始するが、アタリもないまま時間だけが過ぎていく。

使用したのはエステル0.3号のアジングタックルに3gのジグヘッド。ルアーだけ替えればすぐにアジも狙えるが、何とか本命の顔を拝みたいところだ。

タチウオの気配濃厚

周囲を見回すと、防波堤内向きでタチウオが釣れているのを発見。空いているスペースに移動すると、いきなり指2本クラスがヒットしてきた。

ヒットレンジが深かったので、ボトムを中心に探っていくと2匹目もヒット。誘ってからのフォールで食ったが、後が続かない。魚が明かりに着いていないのか、通りすがりといった感じだ。

それでも時折反応があるので、少し粘ってみることにした。ダートとフォールを織り交ぜながら表層からボトム、ボトムから表層と広いレンジを丁寧に探っていく。1時間ほど投げ倒した結果は、指1.5〜2本が5匹。サイズがサイズだけに微妙な釣果だ。

先行者が帰ったタイミングで隣の常夜灯に移動するが、状況は変わらない。タチウオがいる以上、アジ狙いに切り替える=移動となるため踏ん切りがつかずにいると、水面に魚体が翻った。

あれはどう見てもタチウオだ。その方向にキャストし、水面直下をダートさせると一撃。さっきまで深いレンジをネチネチ探っていたのがウソのような、テンポのいい展開になってきた。

連続ヒットで20匹

ここから同様のパターンで3連発。漁港からはヤーヤ祭りの歓声が聞こえてくる。こちらも盛り上がっているようだ。祭り見物もしたいところだが、今回はタイトスケジュール。これはまた来年の課題としよう。

その後もヒットは順調に続いた。一時的に魚が沈んだものの、レンジを下げれば問題なし。しばらくするとまた浮いてきて、水面直下でガンガン食ってくる。

20匹ゲット(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

帰るに帰れない状況だが、時刻はもう9時。日付が変わる前には戻りたいので、そろそろタイムアップだ。車に戻って魚を数えると、ちょうど20匹。前半の状況を思えば十分な釣果だろう。

1投だけアジング

片付けを済ませて帰途に就いたところで、ふとアジの姿が頭に浮かんだ。こうなると、もう気になって仕方がない。そんな訳で寄り道したのは紀伊長島港。また防寒着を着るのも面倒なので、取りあえず1投だけ、とポイントに向かう。

ジグヘッドは1g。常夜灯周りを探ると一発で食った。アジのサイズは18cmほどと悪くはない。続けてキャストしたいところだが、投げたら収拾がつかなくなるのは目に見えている。ここでやめれば1投1匹と自分に言い聞かせ、今度こそ本当に終了とした。

アジは最後に1投だけ(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

尾鷲周辺は地形的に冬の季節風に強く、海水温も高いため真冬でも好釣果が期待できるエリアだ。また、周辺には新鮮な海の幸が味わえる店や見どころも多く、釣り以外の魅力も盛りだくさん。寒さの厳しい季節だけに、釣りプラスαで楽しむのもひとつの方法だろう。

お土産は虎の尾(提供:週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志)

<週刊つりニュース中部版 APC・浅井達志/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年2月28日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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