福島の食と文化の魅力がぎゅっと詰まったイベントが新スポット「高輪ゲートウェイシティ」で開催中!
2020年3月に開業した「JR高輪ゲートウェイ」駅に直結し、2025年3月にまちびらきしたばかりの「高輪ゲートウェイシティ」で、「福島(郡山市と鏡石町)の美味と文化をめぐる旅」というイベントがスタートしました。
先ず高輪ゲートウェイシティのパーク内の改札口寄りの場所にトレーラーショップがあります。こちらでは、郡山市と鏡石町の食の販売と観光案内や文化体験、クイズラリーなどが実施されています。
このトレーラーは内部に入って、実際に商品を近くで見ながらショッピングすることが可能です。そのうちの一部をご紹介します。
シフォンケーキはグルテンフリーとして注目されている米粉を使っています。鏡石産大豆を使ったきな粉味や米粉に鏡石産田んぼアート米を使ったものなどがあります。
郡山の「Dew Drop Farms」さんからは焼きドーナツと米粉チョコらすく。
こちらはアルコール類のコーナーです。郡山の日本酒、郡山の郵便番号に因んだウィスキー963やシードルなどがありました。
福島は美味しいお米の産地でもあります。「あさか舞」や「天のつぶ」などを購入することができます。
この他トレーラーショップでは、SNSフォローで景品が当たる福招き抽選会や米袋で作るエコバッグ作り、豆だる絵付け体験、クイズラリーや観光案内など楽しいアイテムが盛りだくさんでした。
続いて場所をフードトラックに移動します。こちらでは実際に郡山・鏡石のグルメを味わうことができます。
メニューはこちらです。郡山のクラフトビール、福島のソウルフード「いかにんじん」を使ったホットサンド、鏡石のブランドいちご「ふくはる香」のフレッシュジュースや、こちらも郡山のソウルフード「クリームボックス」などをいただくことができます。
実際に頂いたものを紹介します。
【ふくはる香のクリームボックス】
クリームボックスは、食パンのうえにミルククリームを塗ったパンで、郡山市ではポピュラーなパンです。1976年頃の誕生と言われていて郡山市内のパン屋さんではよく見かけます。今回はそのクリームボックスに、鏡石産の苺「ふくはる香」のコンフィチュール?がトッピングされています。
私は何度か郡山市内でクリームボックスを頂いたことがあり、素朴なパンという印象がありましたが、今回のものはとても洗練されかつ上質に昇華されていて驚きました。クリームが上質で、ふくはる香も良いアクセントになっています。
【いかにんじんのホットチーズサンド】
いかにんじんは、福島県中通り(郡山市や福島市が含まれます。福島県はこの中通りと会津、いわきなどの浜通りに3地域に分けられて呼ばれている)の郷土料理で、するめいかとにんじんを細切りにし、醤油、日本酒、みりんなどで味付けしたものです。今回はホットサンドとなっての登場です。
いかにんじんはとても素朴なあっさりとしたお料理ですが、今回はチーズと甘酒マヨネーズが加わったホットサンドとなり、濃厚でお洒落なサンドとなっていました。それでもいかにんじんの味はチーズやマヨに負けることなく、しっかりと主張していて、イカやにんじんの食感も楽しめました。
【お稲荷むすび膳】
円形のお稲荷むすびが4種類と卵焼き、磯部揚げ、三号八(さごはち)漬けなどがぎっしりと詰まったBOXです。お米は粘りが弱くべたつかない鏡石産の「天のつぶ」と郡山のブランド米「あさか米」が使われています。
このBOXには郡山・鏡石の魅力がぎゅっと詰まっています。先ず「鯉の磯部揚げ」は郡山名物の鯉(郡山は鯉の街とも言われています)が使われていますが、川魚の臭みは一切なくて、まるで鶏肉のような淡白さで香ばしく揚がっています。また三五八漬けは福島県、山形県、秋田県のお漬物で、塩・米麹・米が3:5:8の割合で使うことに由来します。おむすびにぴったりのお漬物です。他にも前述のいかにんじんや甘酒の卵焼きなど、まるごと福島を味わうことができました。
【ふくはる香のフレッシュジュース】
鏡石産のブランド苺「ふくはる香」100%のスムージーですが、まるで苺をそのまま食べているような濃厚でフレッシュなジュースです。
この高輪ゲートウェイシティでのイベント「福島の美味と文化をめぐる旅」は5/11(日)までとなっています。
アクセスも大変良くGW期間中も開催していますので、是非いらしてみてください。
「福島の美味と文化をめぐる旅」
日程:2025 年 4月 29 日(火)~5 月 11 日(日)
時間:平日 11:00~20:00/土日祝 11:00~20:00
会場:高輪ゲートウェイシティ パーク内
(東京都港区・JR 山手線 高菜ゲートウェイ駅改札前広場)
入場:無料