約3000株のアジサイが咲き誇る白山神社と白山公園で「第41回文京あじさいまつり」が6月7~15日に開催!
東京都文京区の白山神社と隣接する白山公園では、文京花の五大まつりのひとつ、「第41回文京あじさいまつり」が2025年6月7日(土)~15日(日)に開催。色とりどりのアジサイが境内を彩り、梅雨の季節も晴れやかな気持ちにさせてくれる。さまざまな催しも行われるので、散策がてら出かけよう。
都内屈指の“あじさい神社”でアジサイが見頃に!
江戸時代に五代将軍・徳川綱吉とその生母である桂昌院の信仰を受け、小石川の鎮守として名高い白山神社。毎年6月には境内から隣接する白山公園にかけて約3000株のアジサイが咲き誇り、都内では“あじさい神社”としても知られている。そんな白山神社で1985年から行われているのが「文京あじさいまつり」だ。さくら、つつじ、菊、梅と並ぶ、文京花の五大まつりのひとつで、色鮮やかなアジサイが見頃を迎える。
「白山神社は文京区が誇るアジサイの名所。見頃には神社の境内と白山公園の周りが見渡す限りのアジサイで埋め尽くされ、まさに圧巻です」と教えてくれたのは文京区観光協会の松永さん。この絶景をお目当てに遠方から訪れる人も多いのだという。
期間中の10~16時には境内の富士塚「白山富士」が特別公開され、登頂することができる。山全体がアジサイに覆われ、石段を登り切った先からアジサイを見下ろす景色もすばらしい。また土・日を中心にさまざまな催しが繰り広げられ、紫陽花コンサート(7・14日は10~17時、8・15日は10~16時)や町内会による模擬店の出店、広島県福山市や石川県白山市による観光PRや物産販売などがにぎやかに行われる。15日(日)にはあじさい神輿も出てイベントを盛り上げる。
歯痛止めに御利益がある白山神社
白山神社はアジサイ以外にあることでも有名だ。それは、歯の神様を祀っていること。江戸時代には歯痛止めの神様として信仰を集めたという。お祭りの中でも以前は使い終えた歯ブラシを納める「歯ブラシ供養」が行われていたが、現在は「歯の健康祈願祭」として8日(日)と15日(日)の11時から先着100名に歯ブラシが無料配布される(使用済み歯ブラシの回収は行わない)。同日11~14時には小石川歯科医師会による歯科相談コーナーも実施するので、歯に不安を抱えている人は相談してみるのもいい。
「地元の氏子さんたちと東洋大学の学生のボランティアが協力し合って運営する手作り感あふれるお祭りです。美しく咲き誇るアジサイを楽しんでください」と松永さん。公式LINEやInstagramを活用してアジサイの開花情報を発信していくほか、イベント開催期間中は東京ケーブルネットワークのウェブサイトで、ライブカメラ(静止画)によるリアルタイムでの配信が行われるので、ぜひチェックしてみよう。
開催概要
「第41回文京あじさいまつり」
開催期間:2025年6月7日(土)~15日(日)
開催時間:富士塚の特別公開は10:00~16:00
会場:白山神社(東京都文京区白山5-31-26)・白山公園(東京都文京区白山5-31)
アクセス:地下鉄三田線白山駅から徒歩2分
【問い合わせ先】
文京区観光協会☎03-3811-3321
URL:https://www.city.bunkyo.lg.jp/b014/p003948.html
取材・文=香取麻衣子 ※画像は主催者提供
香取麻衣子
ライター
1980年生まれ。『散歩の達人』編集部でのアルバイト経験を経て、2010年からライターとしての活動を開始。あだ名はかとりーぬ。『散歩の達人』では祭り&イベントのページを長らく担当。青春18きっぷ旅や山歩きなどのんびりと気ままにお出かけするのが好き。あとビールや美術館めぐりも大好物。