Squash Magic所属馬場律英さん スカッシュで全国制覇 U11に続き2年ぶり
海老名市の「SquashMagic」に所属する馬場律英(おとひで)さん(12・町田市)がこのほど、新横浜で行われた全日本ジュニアスカッシュ選手権大会「13歳以下部門」で優勝。2年前の「11歳以下の部門」に続く全国制覇となった。
スカッシュはイギリスで生まれた室内ラケットスポーツ。4面の壁で囲まれたコートの中で、小さいゴムボールを交互に打ち合い得点を競う。
「第29回全日本ジュニアスカッシュ選手権大会」は、スカッシュのジュニア選手が目指す最高峰の大会。3月28日から30日にかけて、新横浜で開催された。馬場さんが出場したのは「13歳以下の部門」。初戦、2回戦は相手を寄せ付けず、順調に勝ち上がった。
準決勝、決勝では相手にポイントを許す場面もあったが、要所でしっかりと勝ち切り優勝を果たした。「昨年12月に出場した大会ではミスショットが多く4位に終わった。今回は冷静に試合を運ぶことを心掛け、優勝することができた」と馬場さんは話す。
「海外で戦える選手に」
馬場さんがスカッシュを始めたのは小学2年生の時。3歳の頃からテニスを習っていたが、小柄な体格なこともあり、母から「小さい体を生かせるのでは」というアドバイスがスカッシュとの出合いとなった。
「後ろから来るボールを打つなど、テニスにはない跳ね返りを考えるのが楽しい」と話す馬場さん。すぐに頭角を現し、2年前の全日本ジュニアスカッシュ選手権大会「11歳以下の部門」で優勝、昨年の「13歳以下の部門」では準優勝を果たしている。
現在、所属クラブで週7回の練習に励んでいる馬場さん。今後の目標は「U15(15歳以下の部門)での優勝です。シニアでも優勝し、海外でも戦える選手になりたい」と思いを話す。