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清里診療所の畠山牧男さん(76) 国保永年勤続者表彰受賞

上越妙高タウン情報

医師として10年以上、市町村が運営する病院や診療所に勤務したとして、清里診療所の畠山牧男さん(76歳)が今年度の国保永年勤続者表彰を受賞しました。畠山さんは「地域のかかりつけ医としてなんでも気軽に相談してもらい、病気を早く見つけて治療につなげたい」と話しています。

清里診療所の医師で秋田県出身の畠山牧男さんは、栃木県の自治医科大学附属病院などで経験を積みながら、地域医療について学んできました。清里診療所の医師を任されたのは21年前の2004年です。この診療所には畠山さんが来るまでの2年間、常勤の医師がいませんでした。

清里診療所 畠山牧男 医師
「毎日毎日の積み重ねで1年…2年…3年と経ち、それがいつの間にか20年になっていた。この地域の人に温かく迎えてもらって、楽しくやっていることが続けてこれた理由。この20年間、僕としては充実した生活を送ってきた。後悔していることは何もない」

清里区の人口は先月末時点で2326人、このうちの4割は高齢者です。診療所では午前、高齢者を中心に1日に20人から30人ほどの患者が訪れます。

患者
「主人が20年以上寝たきりで先生に往診にきてもらって、最後は看取ってもらった。本当にお世話になった。年をとったのでここがなければ大変。先生が何でも聞いてくれるのでありがたい」

午後は診療所を休みにして、通院ができない区内に住む41人の訪問診療をします。

畠山さんは10年以上、市町村が運営する病院や診療所に勤務したとして、先月22日に今年度の国保永年勤続者表彰を受賞しました。県内での受賞は畠山さんを含め5人です。

清里診療所 畠山牧男 医師
「(地域医療の役割)かかりつけの先生はその患者の事情がよく分かる。いろいろ相談にのるなかで、大きな病気が見つかれば大きな病院につなげて患者を守っていく。そういう意味で地域医療は僕の役割。それが僕自身おもしろいし、生きがいと感じている」

 

畠山さんは清里診療所での功績が認められ、これまでへき地医療貢献者表彰や県知事賞などを受賞しています。

先月、病気で体調を崩し1週間ほど入院しました。しかし看護師の協力のもと、病室からオンラインで自分の患者を診療するなど、これからも清里の医療を支えたいと話しています。

清里診療所 畠山牧男 医師
「1年やって考えて、また1年やって考えて。そのなかで、どこかで辞める時を決めると思っている。今は患者に最近、僕が大事にされている。僕も自分の知識や技能、能力で応えてあげられるのであれば続けていきたい」

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