光熱費が上がる…。無意識にやりがちな“キッチンのNG習慣3つ”「小さなムダに注意!」
生活スペシャリストの三木ちなです。キッチンは毎日使うからこそ、ちょっとしたクセが積み重なると、光熱費に大きく響いてしまう場所。料理に集中していると気づきにくいですが、ほんの少しの使い方を見直すだけでムダな電力消費をぐっと減らせるかもしれません。ここでは、キッチンの電気代がかさむ「NG習慣」をご紹介します。
◆【画像でチェック】◆⇒あなたは当てはまる?光熱費が上がる「キッチンのNG習慣」
NGその1.満水で電気ケトルを沸かす
あっと言う間にお湯が沸く「電気ケトル」。必要な分だけをお湯を使える便利な家電ですが、毎回、満水で沸かしていませんか?
必要以上に水を注ぐと、ムダな電力を消費します。1杯のコーヒーなら、150~200mlのお湯があれば十分です。
水の量は少ない方が沸かす時間が短く、時短にもつながります。つい多く沸かしてしまう方は、ぜひ「必要な水量で沸かす」を意識してみましょう。
NGその2.電気をつけっぱなしにする
料理が終わったあとも、なんとなく明かりをつけっぱなし……。じつはわたしもやってしまう、キッチンのあるあるです。
キッチンを使い終わったら電気を消すのはもちろん、時間帯によっては自然光だけで十分な場合もあります。特に昼間は、照明をつけなくても十分明るいです。
無意識で電気をつけていると、じわじわ電気代がかさむ原因に。調理中以外はできるだけ消しておく、日中はなるべく照明なしで過ごすなど、ちょっとした習慣で、光熱費を抑える意識が大事です。
NGその3.冷凍食品を解凍せずそのまま調理
冷凍食品は便利ですが、冷凍のまま火にかけると加熱に時間がかかって、電気やガスを余計に使ってしまいます。電子レンジで解凍するにも、電力は必要。とはいえ、常温に置いて自然解凍を行うと食中毒のリスクもあるためNGです。
おすすめは「冷蔵庫でゆっくり解凍」する方法。前の晩に冷蔵室へ移すだけで、加熱時間を短縮できてエネルギーも節約できますよ。時短と節電になり一石二鳥です。
小さなムダに「気づくこと」からスタート
キッチンでのちょっとした“いつものクセ”が、光熱費をじわじわ引き上げているかもしれません。「気をつけよう……」と思ったその瞬間が見直しのチャンス。
ひとつずつムダを手放して、キッチンでも節電を意識できたらいいですね。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア