すぐに実践できる相手の親近感をグッと上げる方法とは?【心理学の話】
会話のなかで名前を呼び、共通点を見つけて好印象に
商談を有利に進めたいとき、新入社員や初対面の人と親しくなりたいときなどには、心理的距離を縮めることがポイントです。そこで会話中に相手の名前を呼んでみましょう。
例えば、「先程おっしゃった件は……」というところを「○○さんがおっしゃった件は……」と相手の名前を入れるだけで、親近感、信頼感を得ることができます。この方法は、オンラインでの商談や会議、飲み会にも効果的。トークの合間に相手の名前を入れることで、伝わっているかな、理解してもらえているかなといった相手の不安感を取り除くことができるます。
会話をしながらうなずいたり、相づちを入れたりすることも心理的距離を縮めるので、聞く姿勢をしっかり持って臨みましょう。
雑談のなかに共通点を見出すことも信頼感につながります。アメリカの心理学者ハイダーは、自分、相手、共通点(事象)の3つのバランスがとれることで関係性が安定すると説きました。
商談の前後に「○○さんのオススメランチはどこですか?」と聞き、その返事に対して「僕もその店に興味あります」といえば、共通点がひとつ見つかり、安定した関係に近づいたことになります。商談前には共通点探しのネタをいくつか用意しておきたいものです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 心理学の話』