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名張警察署だより 詐欺被害額が1億円超

伊賀タウン情報YOU

名張署庁舎=名張市蔵持町芝出

生活安全課長 橋倉栄介

 2024年9月末、名張警察署管内では特殊詐欺13件(被害額約7120万円)、SNS型投資・ロマンス詐欺17件(被害額約9050万円)の被害を認知しており、それぞれの被害額を合わせると1億6170万円に達します。前年同期と比較して27件の増加、被害額は約1億6090万円増加しています。

 特に警察官や検事を名乗って「あなたの銀行口座が犯罪に利用されている。あなたは逮捕される」などと不安をあおって現金をだまし取る手口が増加し、1件当たりの被害額が1千万円を超える被害もありました。

 警察官などを名乗る手口は以前からありましたが、新たにSNSのチャット機能やビデオ通話を使い、偽物の警察手帳や逮捕状などを見せるなどして不安をあおる手口が認知されています。詐欺の手口は形を変え、より巧妙で悪質になる一方で、息子や孫になりすまして仕事に関するトラブルなどを口実に現金をだまし取る、これまでにもあった手口を繰り返すことから、詐欺に対するさまざまな手口を知っておくことが大切です。

 警察庁・SOS47(ストップ・オレオレ詐欺47~家族の絆作戦~プロジェクトチーム)特殊詐欺対策ページ(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/)では、全国で被害が相次ぐ特殊詐欺などに関する知識や防止策をわかりやすく伝える動画などが掲載されています。詐欺の手口を知って、被害に遭わないために対策しましょう。

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