稲森市長が施政・予算編成方針 定例月会議初日 伊賀
三重県伊賀市は25日、市議会2月定例月会議に約469億円の2025年度一般会計当初予算など議案52件を提出した。稲森稔尚市長は初めての施政・予算編成方針で、「これまでの施策の充実と新たな挑戦の両立を図る」と、新しい市政の推進に理解を求めた。会議の期間は来月25日までの29日間。
稲森市長が掲げるテーマは「子どもが育つ、大人も育つ」「持続可能なまちを未来へ」「対話から始まる参加と協働」の3つ。42の項目を挙げ、主な取り組みを示した。
そのうちの「子どもの育ち支援」では、子育ての不安や悩みをすぐに相談できる相談専用ダイヤルの設置、保育所や学校現場の支援体制を充実させるため「県立こども心身発達医療センター」(津市)への職員派遣などについて説明した。子どもの権利を保障する条例制定の検討も進める方針。
一般質問は3月4から6日、予算常任委員会は13、17、18日のそれぞれ3日間。