吉田栄作「今回は前回以上にパワーアップした舞台作品を皆様にお届けに参ります」~ミュージカル『クリスマス・キャロル』~Nation Tour 2025~が開幕
2025年11月16日(日)の東京・福生市民会館のプレビュー公演から、青森、北海道、熊本、長崎、鹿児島、鳥取、東京、愛知、岐阜、愛媛、大分にて上演する、ミュージカル『クリスマス・キャロル』~Nation Tour 2025~が、本日11月19日(水)に開幕した。
本作は、イギリスの文豪チャールズ・ディケンズによる小説をもとにしたオリジナルミュージカルで、「クリスマス」の夜に繰り広げられる、不思議で心温まる12時間の奇跡が鮮やかな音楽やダンスと共に描かれるミュージカルファンタジーだ。人と人との繋がりや、人を愛する事の大切さを、王道のミュージカルならではの華やかさと迫力の舞台で描く。
1843年のクリスマスイブ。ロンドンの下町で悪どい商売をしている守銭奴のスクルージは、街中の人から嫌われていた。その日の夕方、使用人のボブが給料の前借りを頼みに来た。実はボブの息子のティムは難病に侵されていて、今年が家族全員で迎えられる最後のクリスマスと覚悟し、少しでも幸せな思い出をつくるためであった。
その夜、スクルージは例年通り孤独なクリスマスを過ごしていた。すると突然、7年前に亡くなった共同経営者であったマーレイの亡霊が現れた。マーレイは「欲に取り憑かれた人間は死後の世界で悲惨な運命を辿るぞ」と言う。恐れおののくスクルージに、マーレイは最後のチャンスとして、自分の行いを客観的に見る為に、時間旅行へ行こうと提案する。渋々、クリスマスの精霊達と共に旅立つスクルージ。
美しくも切ない時間旅行の中で、スクルージは最愛の人・イザベラとの別れ(過去)を再び体験し、楽しさと悲しさのクリスマスの世界(現在)を目の当りにし、想像を遥かに超えた死後(未来)に苦悩する事に…。
主役スクルージを務めるのは3年振り、2度目の登板となる吉田栄作。迫力ある演技力、卓越した歌唱力を活かし、近年は映画やテレビドラマをはじめ、ミュージカルやアイススケートショーなどでも大活躍。2022年に続き、冷徹で守銭奴な主人公・スクルージ役に再び挑む。
またスクルージにとって鍵となる三人の女性を演じるのは土屋アンナ。女優、歌手として映画・テレビドラマやバラエティなどで幅広く活躍中。ミュージカルは『ALICE』に続いて、2度目の挑戦。今回はスクルージ最愛の人、ロンドンのショーガール、そして狂気の老婆を鮮やかに演じ分ける。
そしてスクルージの親友でビジネスパートナーのマーレイ(幽霊)役は2013年の初演より、唯一シングルキャストで演じ続ける吉田要士。初演から深く関わってきた吉田要士が作品のテーマを鮮明に表現する。
本作の演出・台本・音楽は、ブロードウェイミュージカル『サウンド オブ ミュージック』『フットルース』をはじめ、『ALICE』『クラスアクト』『NOW.HERE.THIS』や、ハウステンボスのショーやパレードなどの演出・構成を手掛けてきた西田直木が務める。
開幕にあたり、吉田栄作・土屋アンナ・吉田要士よりコメントが到着した。ミュージカル『クリスマス・キャロル』は、12月24日(水)まで全国で上演。
スクルージ役:吉田栄作 コメント
本日より『クリスマスキャロル2025』のナショナルツアーが、本州最北端の青森公演から始まりました。これから函館公演や九州最南端の鹿児島公演を含めて全国12都市。今回スクルージを演じるのは3年ぶり2度目になりますが、今回は前回以上にパワーアップした舞台作品を、ご観劇下さる皆様にお届けに参ります。プレミアムなクリスマスの物語を、どうぞお楽しみください。
三人の女役:土屋アンナ コメント
ミュージカル『クリスマス・キャロル』に出演させていただき、とっても嬉しく思ってます! 今回三役と今まで経験したことのないチャレンジで難しさもありますがすごく楽しいです! 吉田栄作さんのみんなを引っ張ってくれるエネルギー、そして吉田要士さんの歌の力強さに学ばせていただくことばかりで最高です!
練習も楽しかったですが、ここからはお客様にこの作品を思いっきり楽しんでもらいたいと思っています!
素敵なクリスマスの世界を!
マーレイ役:吉田要士 コメント
初演から12年。作品としても良い形で成熟してきたのではないでしょうか?!
栄作さんとも3年ぶりに共演をさせていただき、より深くスクルージ との《親友としての絆》を感じ、毎日とても大きな刺激をいただいております。そして、アンナさんの唯一無二の魅力が新しい風となり、輝きに溢れています。それが主演者全員の力と合わさり最高の舞台となっていると感じております。千穐楽まで大切に務めさせていただきます。
《最高に幸せな気持ちになれる作品》
是非ともご家族や大切な方と一緒に劇場へお越しいただき、素敵なクリスマスをお過ごしください。