沖縄の声を逗子で聞く 基地・ハンセン病差別問題
NPO法人逗子まちなかアカデミー(田中尚武理事長)は6月13日(金)、逗子文化プラザ市民交流センター(逗子市逗子)で「今、沖縄の最前線から訴えたいこと〜ハンセン病差別・琉球弧の軍事化拡大〜」と題した講演会を開催する。講師は沖縄の基地問題とハンセン病差別の問題に深く向き合う奥間政則氏。
奥間氏の両親はハンセン病回復者で、自身が奄美大島で生まれた背景には、患者を強制隔離した国の政策があった。50歳で父の苦悩が社会の差別と偏見によるものだったと知り、その怒りは国策へと向かった。奥間氏は、過去のハンセン病政策と現在の沖縄基地問題や琉球弧の軍事化は、国策によって犠牲を強いる点で同じ構造だと訴える。
第一部では奥間氏のドキュメンタリー映像を通して、彼の気づきと活動を辿る。第二部では奥間氏本人が登壇し、琉球弧の軍事化の実態と抵抗運動を報告。質疑応答も行う。「元ハンセン病患者のとーちゃんが残した手記で苦しみを知り、二つの国策と闘っている」と奥間氏は語る。
主催者は「沖縄の最前線からの訴えに耳を傾け、私たちに何ができるかを共に考える機会としたい」と参加を呼び掛ける。
同センター2階第2・3会議室で。時間は午後5時から8時(開場4時30分)。参加費500円(18歳以下無料)。申し込みはフォーム(https://forms.gle/u4Fp47aVVuamFrgg9)から。
問い合わせは【携帯電話】090・4730・6903(長坂さん)。