助けてほしいときはストレートな言葉で!見返りを求めるタイプの人にも協力してもらえる言い方とは?【眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話】
【ACTION 頼む】助けてほしい!という気持ちが一発で伝わる「ピンチです」
自分の状況を最初に伝える
仕事上のトラブルや、日常での困りごとで誰かにお願いをする場合、まずは自分の状況を話すことが大切です。「ピンチです」「助けてください」といったストレートな言葉で、まず自分が大変な状況に陥っていることを伝え、気持ちをさらけ出しましょう。
そこから先は、相手のタイプによって言葉を使い分けると効果的です。基本的には「Help me」を伝えるのですが、いつも忙しそうにしている上司にアドバイスを求める場合なら「3分お時間いただけますか? トラブルの件でご意見いただきたいです」と、時間と助言をもらえるかを尋ねると、相手も納得してくれやすくなります。このとき、きちんと相手を立てながら話すことがポイントです。
一方、時間に余裕があって、人の話を聞くのが好きな相手に対しては、「ちょっと困ったことになりまして、お力貸してもらえますか?」と、切り出します。このタイプの人には、雑談なども挟みつつ、好意的な雰囲気を作ってから話すとよいでしょう。「信頼しているあなただから相談している」というような、フラットな姿勢も有効です。
さらに、会社でもプライベートでも、「頼られ好き」という人もいます。そういう相手には、少しおだてるような言葉も交えながら、アドバイスもらうような言い方が効果的です。また、何かの見返りを求めるタイプの人には、「この埋め合わせは必ずします」といった、取引のような言い方をすると、協力してくれる可能性が高まります。
シンプルに、かつ相手のタイプに合わせて
お願いの言葉はシンプルに
「ピンチです。〇〇さんのお力をお借りしたいです」
自分の置かれている状況をシンプルかつストレートに話す自分の気持ちをさらけ出す「Help me」と「Only you」を伝える
⃝ 好意的な雰囲気を作ると話を聞いてくれやすい
⃝「信頼しているあなただから」というようなフラットな姿勢も効果的
相手のタイプによって使いわける
◯ 頼られるのが好きな人には →「アドバイスをいただきたいです」
◯ 見返りを求める人には →「この埋め合わせは必ずします」
↓
どんな性格かを把握して頼む
CHECK!
相手のタイプを見極めて頼むと効果的
【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 語彙力の話』著:五百田達成