全国高校サッカー 士気高める伊賀出身3選手 岡山学芸館高
12月28日に開幕する「第103回全国高校サッカー選手権大会」に岡山県代表として出場する岡山学芸館高校サッカー部(高原良明監督)に、三重県伊賀地域出身の3年生選手3人がいる。
DF岡田拓也さん(赤目中)、FW藤川翔さん(桔梗が丘中)、GK大久保琥太郎さん(緑ヶ丘中)で、中学時代はFCアヴェニーダソルU15のチームメート。同校にチームの先輩がいて、練習に参加した時の雰囲気が良いことから、進学を決めたという。1年生の時、同選手権で岡山県勢として初の優勝を成し遂げ、全国制覇を経験した。
今秋の県大会決勝では、夏のインターハイ県予選で敗れた作陽高校と対戦。前半に1点を先取されるも、後半に追いついた後、県予選では初めて出場した岡田さんがこぼれ球に反応。スカッとした逆転打を放ち雪辱を果たした。4連覇で7回目の全国大会行きを手にした瞬間だった。地元が同じということも手伝って、皆で泣いて喜んだという。
「ロングスローが得意」な岡田さん、けがが続き、出場機会が少なかったものの決定打を決められる力を持つ藤川さん、「近距離シュートを止めるのが得意」な大久保さん。約160人いるサッカー部の一員として故郷を離れ、汗を流した経験は糧になったという。
「一戦一戦を大事にし、再び優勝旗を」と3人の士気も高まっている。