【インタビュー】チームメイトに頼られる存在に 北九州下関フェニックス 井町爵久選手
井町爵久選手 インタビュー
井町爵久選手プロフィール
守備位置:外野手
生年月日:2004年11月26日
身長:183cm
体重:95kg
右投げ左打ち
山口県萩市出身
宇部鴻城高校ー愛知工業大学(中退)
井町爵久選手インタビュー
ーー まずは選手としてのセールスポイントを教えてください。
井町選手:自分の売りはバッティングで、特に長打力とチャンスで1本出せるところを武器としています。
ーー 背番号3番を選ばれた理由は?
井町選手:僕の前に3番を着けていた和希さんという偉大な先輩を受け継ぐという思いがあります。また、自分が3番を背負うことで、和希さんと同じようにNPBに行けたらという気持ちもあります。
ーー フェニックスのトライアウトを受けようと思ったきっかけは何だったのでしょうか。
井町選手:同じ地区の高校の同級生だった上田優太(編注:井町選手が宇部鴻城高校出身、上田投手が宇部工業高校出身)が、昨年球団に入っていたのを知っていました。僕もNPBを目指すために、フェニックスのトライアウトを受けることに決めました。
ーー 入団前と入団後で、チームの印象は変わりましたか?
井町選手:独立リーグに行っている知り合いもあまりおらず、入団前は未知の世界という印象でした。試合を何回か見に行ったときに、選手の皆さんがピリピリされていたので、厳しいチームなのかなと感じていました。実際に入団してみると印象が変わりました。熱心に教えてくださる方も多く、とてもいい環境で野球ができています。フェニックスを選んで本当に良かったです。
ーー 年上の選手たちとのコミュニケーションはどうですか?
井町選手:先輩たちは本当に野球に熱心で、時には優しく時には厳しく接してくれるので、すごくやりやすい環境だと感じています。
ーー 平間監督の印象はいかがですか?
井町選手:平間さんと同じ左バッターなので、いろいろ学ぶことも多いです。バッティングについてのアドバイスは非常にわかりやすく的確です。また、選手のことを第一に考えて練習メニューを組んでくれるので、本当にありがたく思っています。平間さんを日本一の監督にして、胴上げしたいという気持ちが強いです。
ーー 3月16日の開幕戦はどうでしたか?
井町選手:久しぶりの公式戦ということもあって緊張していました。でも、先輩方が自分たち後輩を引っ張ってくれたおかげで、楽に試合に臨めました。中盤ぐらいから緊張も取れて、いい感じに気持ちが上がっていきました。
ーー 初戦での成績はどう評価していますか?
井町選手:初ヒットは出せなかったんですが、チームに貢献できるバッティングはできていたと思います。次の試合では必ず結果を出します。
ーー 2番打者としての役割をどう考えていますか?
井町選手:元々クリーンナップを打つことが多かったので、2番バッターは初めての経験でした。僕の前の河野さんが絶対塁に出てくれるという安心感があるので、最低でも河野さんを進塁させるか、長打で1点取るかを考えていました。また、僕の後が中田さん、薮さん、平間さん、宮原さんといいバッターが続いているので、いい意味で楽に打てる打順でした。
ーー 今シーズンの個人目標を聞かせてください。
井町選手:僕に求められるものはやはり長打力だと思います。ホームランも打点も重要ですが、個人的には打率3割5分以上を目指しています。一番はチームに貢献することですが、ベストナインも狙って頑張ります。
ーー チームの優勝に向けて、どのような存在でありたいですか?
井町選手:頼ってもらえる存在になりたいです。野手では最年少ですが、それに甘えることなく一番頼られる選手になりたいと思っています。
ーー 今シーズンの意気込みをお願いします。
井町選手:個人タイトル獲得も目標ですが、一番はどれだけチームに貢献できるかだと思っています。フェニックスを勝たせるようなプレーをして、チームメイトに頼られる存在でありたいと思います。