ただの同僚だと思っていた女性が、亡くなったはずの妻だった!?Apple TV+『セヴェランス』ファン待望のシーズン2
「ナイト ミュージアム」のベン・スティラーが監督&製作総指揮、「ビッグ・リトル・ライズ」のアダム・スコットが主演を務めるスリラードラマ『セヴェランス』。ファン待望のシーズン2が、1月17日(金)よりApple TV+にて配信開始された。このたび、シーズン1の見どころを徹底解説。
製作総指揮&監督ベン・スティラー
本作は、シーズン1の配信直後から、その斬新な設定とシリアス且つ奇妙なストーリー展開が話題を呼び、Apple TV+トップチャート「シリーズ」内でも常にランキング上位となっていた人気作。「エミー賞」にも多数ノミネートを果たすなど、注目度の高いドラマシリーズだ。
ベン・スティラーが製作総指揮&監督(シーズン2では5つのエピソードを監督)を務める本ドラマ。主演アダム・スコットや、パトリシア・アークエットらは製作総指揮としても参加。そのほか、製作総指揮には、Jackie Cohn、ジョン・レッシャー、Richard Schwartz、ニコラス・ワインストック、マーク・フリードマンらとともに、脚本も務めるダン・エリクソンも名を連ねている。ハリウッドの製作会社であるFifth Seasonが製作している。
舞台は「ルーモン産業」という有名企業。従業員は会社での記憶と、会社の外でのプライベートの記憶を分離する手術、“セヴェランス”を受けられることで知られている。主人公のマーク(アダム・スコット)は、自身もルーモン産業に入社する際に手術を受けており、今や昇進し、同じく手術を受けた従業員たちが所属するチームを率いている。自身を含め、会社に一度足を踏み入れると仕事用の記憶しか持たず、会社を出るとプライベートでの記憶しか持たない同僚たち。そして、マークのチームに新たな従業員としてヘリーがやってくるところから始まるシーズン1。
仕事の記憶しか持たない自分として初めて目覚めたヘリーは、退社したと思ったら次の瞬間には出社しているという状況に混乱し、受け入れられない。その状況を当たり前としているマークや同僚らに反発し、会社の外になんとか出ようと反抗する。マークはそんなヘリーを宥め、なんとか会社に馴染めるよう奮闘するが、ヘリーの反抗は続く…。やがて、ヘリーの反抗に対する会社の対応を目の当たりにしたマークや同僚らも、目を逸らしてきた会社の謎が気になり始め、さらにそれぞれの私生活での自分が気になり始める…。なぜ彼らは記憶を分離する手術を受けたのか?会社はなぜ従業員にこのような手術を実験的に受けさせているのか?そして、会社での自分の日々に終わりはあるのか—。きっと誰もが考えたことがある、<もう一人の自分が、代わりに仕事に行ってくれたら…>そのアイデアの極致にあなたもきっとゾッとする。
ただの同僚だと思っていた女性が、亡くなったはずの妻だった!?
シーズン1では、マークがなぜ記憶を分離する手術を受けたのかが明らかになった。マークは、妻との死別を経験し、その悲しみから仕事中だけでも逃れられるようにと、“セヴェランス”手術が受けられるルーモン産業に就職していた。マークのチームに所属する同僚の私生活も判明したが、ヘリーには私生活でもルーモン産業と深い関わりがあったことが明らかに。シーズン2は、それから5ヶ月後、マークが再び<仕事>の自分として目覚め、ルーモン産業に戻ってきたところから始まる。
出迎えたのは、管理部で昇進していたミルチックだが、顔見知りは彼のみで、かつての同僚たちの姿は見当たらない。そしてマークは、ヘリーたちチームの全員が、5ヶ月間の説得にも応じなかったことを聞かされる。そして、マークだけが、<私生活>の自分の意思で、すぐに会社に戻りたがっていたという…。この5ヶ月間の記憶がない<仕事>のマーク。一体その期間、マークに、そして同僚らに何が起こったのか!?そして、会社でだけ存在する妻は、今もまだ存在するのか!?そして結局、続々と会社に戻ってきたかつての同僚らと、出口のない会社で再開することに…。彼らに待ち受ける結末とは一体—。不穏でスリリングな展開が、気づけば“クセ”になる。いまだかつてない、職場スリラーの新シーズンが幕を開ける。
『セヴェランス』シーズン2はApple TV+にて配信中