長田区で『地蔵盆文化の調査・継承プロジェクト』が始まってる。神戸常盤大学と協働で
神戸常盤大学と長田区が、長田区内の『地蔵盆』の現状を調査し、その文化を次世代に引き継ぐための新たなプロジェクトを開始します。
長田区は、神戸市の中でも地蔵盆がさかんに行われている地域のひとつ。8月23日を中心に、お地蔵さんの掃除やお化粧をし、お供え物をして、お地蔵さんの周りを提灯で飾ります。線香を持ってお参りにきた子どもたちにお菓子を配る、子ども中心の行事となってます。
プロジェクトの初年度となる今年は、神戸常盤大学の基盤教育科目「プロジェクトデザイン」(指導教員:室﨑友輔講師)の一環として、「地蔵の所在場所の調査」「地蔵盆の開催場所の調査」が実施される予定。地蔵盆の歴史や課題、楽しみについて「地蔵盆の運営者へのヒアリング調査」も行うみたいです。
2年目以降は、地蔵盆の担い手不足に悩む地域へ学生を派遣し、地蔵盆の準備や運営を支援するんだとか。さらに地蔵盆を復活させたいと考える地域に対しても支援活動が行われる予定です。
この夏からの具体的な予定については、こんな感じ。
【日時】8月22日(木)10:30~18:00頃
【場所】神戸常盤大学及び長田区全域
【活動内容】2006年の地蔵調査のデータ(神戸長田コンベンション協議会)をもとに、現在の地蔵の所在を調査します。駒ケ林地区にある3つの地蔵盆の事前準備のお手伝いします。
【日時】8月23日(金)13:00~20:00頃
【場所】神戸常盤大学及び長田区全域
【活動内容】前日の所在調査をもとに、長田区内の地蔵盆開催箇所と開催内容を調査します。駒ケ林地区にある3つの地蔵盆の運営をお手伝いします。
【日時】8月24日(土)10:30~18:00頃
【活動内容】調査内容をまとめ、長田区地蔵盆マップを作成します。
<秋以降>
次年度からの地蔵盆開催支援へ向けた地域へのヒアリングを実施します。
「区内で地蔵盆の運営に困っている、または復活させたいと考えている方は、ぜひ常盤大学 室崎先生または地域協働課にご相談ください」とのことです。
相談先
神戸常盤大学保健科学部口腔保健学科(講師:室崎友輔)y-murosaki@kobe-tokiwa.ac.jp
神戸市長田区総務部地域協働課まちづくり推進係 TEL:078-579-2311
長田区内の地蔵盆文化が絶やされることなく、未来へと受け継がれることを目指すプロジェクト。長田区内で地蔵盆の担い手不足に悩んでいる人がいれば、一度相談先に連絡してみると良いかもしれません。