【船橋市】競技歴1年で日本新記録を樹立したパワーリフター小林和沙さん
7月13日、長崎県対馬市で開催された全日本パワーリフティング選手権大会で、船橋市在住の小林和沙さんが優勝。
競技を始めて1年というスピードでの快挙達成でした。
153.5kgを制し逆転優勝!
小林さんが出場したのは同大会マスターズの76kg級です。
競技は、スクワット3回、ベンチプレス3回、デッドリフト3回の順に行われ、各種目のベスト記録の合計を競うもの。
この日、小林さんは対戦相手に序盤20kgのリードを許すも、5kg差で入ったデッドリフトの最終試技で、日本新記録となる153.5kgを挙げ逆転優勝。
競技歴わずか1年で希有の記録を刻みました。
小林さんは、「優勝よりも、得意なデッドリフトできれいなポージングをして日本新記録を出せたことが何よりうれしかった」と振り返ります。
パワーリフターで大会出場が自分の道
競技参加のきっかけは、産後ダイエットのために船橋市内のスポーツジムで筋トレを始めたこと。
スタッフからパワーリフティングを勧められると、次々と重たいバーベルを挙げ、頭角を現します。
その姿を見ていた元パワーリフターから大会出場を後押しされたのだとか。
「初めは大会なんて考えもしなかったけれど、いつしか非日常的な重さのバーベルを挙げる瞬間が自身にとってなくてはならないものになって…結局は大好きだから選手になった」と無邪気な笑顔をのぞかせます。
今回の優勝で、来年行われるアジアンパシフィックアフリカ大会の出場権を手にした小林さん。
「相手の研究はしない。自分を信じて自己記録更新を狙うだけ」と前だけを見据えて今日もシャフトを握ります。(取材・執筆/さち)
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