【ガチ検証】かつやのカツ丼「梅」と「特カツ丼」を食べ比べてみた → 何が特別なのかわからなかったが…
生まれてこの方47年、カツ丼とはほぼ無縁で生きて来た。ところがどっこい最近は、まあまあの頻度でカツ丼を食べている。というのも「かつや」のカツ丼が思いのほか美味しかったからだ。
さて、これまでかつやのカツ丼「梅」「竹」「松」の食べ比べをお届けしてきたが、今回は最終回となる『特カツ丼』についてお知らせしたい。ぶっちゃけ私は現段階でも特カツ丼の何が特別なのかわからないでいる。
・3種類のカツ丼 + 1
まずはこれまでのおさらいを兼ねて、かつやのカツ丼(レギュラーメニュー)をご覧いただきたい。
・カツ丼(梅) …… 649円 ※ 80gロース
・カツ丼(竹) …… 803円 ※ 120gロース
・カツ丼(松) …… 1056円 ※ 80gロース2枚 玉子2個
まず基本となる「梅」は、甘めの割り下が美味しい標準のカツ丼。それが「竹」になると一気に肉の厚みが増し「40グラム増でこんなに違いがあるのか」と驚くほど肉々しいカツ丼になる。
一方で最高額の「松」はボリューム系メニューであり、初老に差し掛かっている私にとっては「デカ盛り」とほぼ変わらない。つまり、かつやのカツ丼の基本は「梅」と「竹」なのだろう。
・流派が違う特カツ丼
そこに加わるのが今回ご紹介する『特カツ丼』である。特カツ丼は80gロースと温泉たまご、さらにはご飯を増量したメニューで価格は836円。肉厚な竹よりもお高い価格設定ということになる。
トンカツは「梅」と同じ80gロースなので、梅の「ご飯増量 + 温泉たまご」版が『特カツ丼』という理解でいいハズ。ちなみに公式サイトには梅と並んで「オススメ」のアイコンが付いていた。
・いざ特
というわけで『特カツ丼』をいざ実食! まず大きな違いは「梅」とも「竹」ともカツのカットの仕方が違うこと。梅や竹が一方からカットされているのに対し、特は両サイドから6つにカットされていた。
また、カツの下に眠るライスの量が明らかに違う! いわゆる大盛りに相当すると思われるが、相当ガツガツご飯中心に攻めないと余りそうな勢いで丼にはライスが敷き詰められている。
で、味は「梅」や「竹」とさほど変わらない……と思いきや、印象はだいぶ違った。先述の通りライスが相当多い割にカツはカットの仕方が違うだけで、端的に言えばカツ煮の比率が低い。
要するに「ライスだけの部分」がかなり生じるため、個人的にはどこを食べてもお出汁と当たる「梅」や「竹」の方が美味しく感じた。『特カツ丼』の主役はズバリ、米である。
・主役は米
なのでカツ丼としてみた場合、完成度が高いのは「梅」や「竹」ではないだろうか? 温泉たまごも見た目はいいが味がボヤけるため、カツ丼のバリューが上がってるかはいささか疑問だ。
正直『特カツ丼』のどのあたりが特別なのかはわからなかったが「ライスが特別に多いカツ丼」ということなら納得も出来る。食欲旺盛な方にはいいメニューなのかもしれない。
というわけで、個人的には「やはりかつやは梅か竹」と感じたため、かつや初心者の方には「梅」もしくは「竹」をオススメする。簡単に言えば『特カツ丼』はライスがパンパンのカツ丼であった。
参考リンク:かつや
執筆:P.K.サンジュン
Photo:RocketNews24.