味も見た目も芸術的なミルフィーユ。希少な獅子柚子とチョコレート、胡桃の調和に脱帽!
愛する人に贈りたい、良品をわかる人に贈りたい、大切な自分に贈りたい……。贈りたい人が次々と頭に浮かんでくる逸品です。希少品種とと言われる獅子柚子をじっくり時間をかけて煮込み、セミドライ加工した味わい深いミルフィーユです。
獅子柚子は直径20cmにもなる大きな実の柑橘です。通常の小売店ではお目にかかれない品種ですね。柔らかく煮込まれていて酸味は少ないので、お子様でもおいしく食べられると思います。豊かな甘酸っぱい香りは、フワッと広がりながらも協調性のある香りで品があります。
流し入れて層になっているのはホワイトチョコレートとビターチョコレート。甘さが強くなりやすいホワイトチョコレートの甘さも程良く、獅子柚子とビターチョコレートの相性も抜群です。三味が口の中で絶妙に混ざり合って、それぞれが主張しつつも融合されています。平面的ではなく、味わいに奥行きがあるんです。噛むほどに奥深い場所へいざなってくれるよう。
さらに胡桃が加わるので、食感のアクセントになって楽しいです。柚子の酸味とチョコレートの甘み、そしてその二つを胡桃が上手に中和させて結び付けているんです。「胡桃ったら良い仕事しているなあ」と感謝したい気持ちになります。
一般的にはミルフィーユという菓子のイメージは、パイ生地とクリームが層になっていて、美味しいけれど食べにくい食べ物ですよね。また、四角い形の菓子の形状の菓子は、食べる分だけその都度カットするタイプが多いんです。ですが、一善やさんのミルフィーユは最初から適量にカットされていて、個包装になっています。ですので、食べやすくてナイフもいりません。
私は最初にこの菓子の袋を開けた時、獅子柚子の透けるような透明感に見とれてしまいました。チョコやナッツとのコントラストも芸術的です。
1993年創業の京都北白川に本店を構える一善やさんは、厳選した素材の魅力を最大限活かす「引き算の洋菓子づくり」を哲学としているとのこと。京都のお菓子や料理は、やはり洗練されていると思います。自然でありながら、計算しつくされているような。それが長い歴史や文化というものかもしれません。
さらに贈答に包んでくれる風呂敷が一善やさんオリジナルの結び方で、アートなのです。贈って嬉しい、贈られて嬉しい、開けて嬉しい、食べて嬉しい、心をつなぐ芸術作品かもしれません。
商品名:獅子柚子のミルフィーユ 6個入
販売:一善や
文:お取り寄せの達人:小倉朋子さん(食の総合コンサルタント・食輝塾主宰)