春の高校バレー県予選特集 男子 注目選手とライバルたち(2) 【大分県】
高校バレーボーラーたちの憧れの舞台である春の高校バレー。今週末から始まる決戦を前に、大会を盛り上げる注目選手たちを紹介するとともに、彼らのライバルや対戦したい相手を聞いた。
アウトサイドヒッター 水田凰雅(大分南3年)
2007年2月23日生まれ、181cm、72kg、大在中学校出身(大分市)
大分南をけん引するエース。最高到達点340cmという全国レベルの高さから繰り出すキレのあるスパイクは圧巻。バックアタックなど攻撃のバリエーションも豊富で、得点源としての活躍が期待される。高校生活最後となる春の高校バレーにかける思いも人一倍強い。「目標は全国ベスト8。自分の武器である、高さを生かしたブロックの上からのスパイクやバックアタックを決めて、勝利に貢献したい」と県予選での優勝、全国での飛躍を誓った。
気になる選手
アウトサイドヒッター 石野咲人(楊志館3年)
サキちゃん(石野)に誘われてバレーを始めた。一緒のチームでやっている時はお手本にしていた。オールラウンダーでスパイクにレシーブ、ブロックアウトなど何でもできるタイプの選手。
オポジット 渡辺瑛太(鶴崎工業3年)
2006年5月21日生まれ、172cm、52kg、大東中学校出身(大分市)
チームの中核を担う選手の一人。オポジットとして高い能力を有するが、精神状態に左右されやすく、波があるのが難点。現在は技術面と共に精神面も鍛え、名実ともにチームをけん引するプレイヤーを目指している。「悔いのないように全力で戦いたい。鶴崎工業は組織力、団結力のチーム。練習から思いや意見を共有しながら、一致団結して優勝を目指したい」。強い思いを持って、春の高校バレー県予選に臨む。
気になる選手
アウトサイドヒッター 藤野功季(大分工業3年)
小学校の時は一緒にプレーし、学校が分かれた中学、高校では何度も戦った。大分工業の中心選手の一人であり、何でも平均以上にできる。身長はそこまで高くないが、テクニックがすごい。友人であり、負けたくない存在。
アウトサイドヒッター 一宮斗真(別府鶴見丘2年)
2007年9月28日生まれ、176cm、68kg、北部中学校出身(別府市)
元気で明るいムードメーカー。練習でも体育館に響き渡る声でチームを鼓舞する姿が印象的。クイックもサイド攻撃も得意とし、波に乗れば精神面でもプレー面でもチームを一気に引き上げる力がある。春の高校バレー県予選への思いも強く、「大会まで残りわずか。いかに効率よく自分たちのためになる練習ができるかが重要。身長など不利な部分もあるが、器用なプレーをすることで勝機はある」と優勝の2文字をまっすぐに見据えている。
気になる選手
アウトサイドヒッター 宮永晃宏(大分南2年)
全国都道府県対抗中学大会の県選抜メンバーとして一緒に戦った友達。高校でも全国大会に出場しており、現時点では自分より経験も技術も上。パワーもあってその場に応じたプレーができる。友人だからこそ、負けたくない。
(甲斐理恵)