曽我で「梅の初もぎ」 収穫量は去年から4割減〈小田原市・箱根町・湯河原町・真鶴町〉
小田原市の特産物であるウメの「初もぎ」が5月20日、梅の里センター分館(小田原市上曽我)で行われた。
関東で一番早い収穫になるという小田原のウメ。小田原市梅研究会によると、開花は例年より2週間ほど早かったが、3月中旬のひょうや低気温、風雨などの天候不順が多く、玉伸びに遅れが生じた。JAかながわ西湘成田総合選果場管内の梅干し・梅酒用を合わせた今年の収穫量見込みは122トンで、昨年から4割減。同研究会会長の柏木茂高さんは、「小田原のウメは収穫量は多くはないが、丁寧に育てた品質の良さが特徴」と話している。
収穫したウメは同選果場に運ばれ、東京の市場にサンプル品として出荷され、22日から本格的に出荷が開始される。
また同選果場では、梅酒用生梅を5月26日(日)から5月30日(木)まで(午後1時〜3時/28日休)、梅干し用生梅を6月7日(金)から6月16日(日)まで(午前10時〜午後3時/8・15日休)販売する。