『出会いから約3年半…』時間をかけて野良猫と信頼関係を築いた結果…感動の瞬間が27万再生「ものすごいドラマ」「涙ちょちょぎれ」の声
人気YouTubeチャンネル『にこねこ【保護猫の保育園】』に投稿されたのは、3年半にわたる屋外生活を経て、安全な室内に保護された2匹の野良猫たちの動画です。
当動画は公開後わずか10日で27万再生を達成するとともに、「涙が止まりません」「お外で頑張った分、絶対幸せになるんだよ」との反響が寄せられています。
塩対応のキジ白猫『しおちゃん』との出会い
ボランティア団体連携のもと保護猫活動に励む動画投稿者ご夫妻宅をキジ白の『しおちゃん』が訪ねたのは2022年末のこと。彼はママさんが管理する餌場に時折顔を出していた野良猫さんで、とても警戒心が強く、攻撃的な男の子だったといいます。
おやつを介したコミュニケーションを重ね、翌春に保護を試みるも、用心深い彼はなかなか捕獲機に入ってくれなかったと語る投稿者さん。その間、緊急性の高い猫ちゃんの“入園”でケージが埋まってしまい、彼の保護は先送りにせざるを得ない状況になってしまったようです。
ケージに空きが出るまで地域猫としてお世話を続けることを決めた投稿者さんは、同年初夏、しおちゃんにTNRを。彼と同時期にNTRを行ったのが、キジトラ柄の野良猫『こいちゃん』だったといいます。
キジトラ猫『こいちゃん』との友情
こいちゃんは投稿者さんが管理する餌場の常連で、フレンドリーな男の子。餌場に設置したカメラが、しおちゃんと餌場で鉢合わせる様子を捉えていました。はじめは互いに警戒気味だった両者も、翌24年春には揃って投稿者さん宅を訪ねるほど仲良しになったのだとか。
地域猫としてのお世話を続けるなか、7月に顔面を、9月には前足を負傷した状態で姿を現したというこいちゃん。12月にはほかの猫さんに餌場を追われるしおちゃんを確認したことで、投稿者さんはケージの空きを待つのではなく、ケージを買い足しての保護を決意したそう。
「保護は2匹同時に」投稿者ご夫妻の願いが叶った瞬間
2匹同時の保護計画に決行のチャンスが巡ったのは25年1月のこと。年明けから間もないある日、彼らが揃って訪ねてきたことで、ご夫妻はいよいよ保護に踏み切ることに。まずは慎重な性格のしおちゃんの保護を試みたといいますが……。
ご飯を設置したキャリーをへ誘導しようとするも、なかなか中に入ってくれなかったというしおちゃん。粘り強く見守るなか、彼はとうとうキャリーの中へ。ママさんがそっと扉を閉ざしたことで、とうとう保護に至りました。
続けてこいちゃんの保護に挑む際、ママさんはキャリーのそばに立ち、入念なシミュレーションを。そんなママさんへ平然と歩み寄るのはこいちゃんを抱きかかえたパパさんで、彼をそのままキャリーの中へ。あまりにも呆気ない保護に、ママさんは拍子抜けしてしまったようです。
過酷な環境下で生きる彼らの保護を検討するも、保護猫部屋・通称“保育園”のキャパシティの問題で実行に踏み切れず、焦れる気持ちばかりが募った様子のご夫妻。悲願の保護を成し遂げた瞬間を記録した当動画には、「良かった良かった。良かったね。後は幸せが待ってますよ。いっぱい幸せになってね」「もう涙が止まりません。こいちゃん、しおちゃん、よく頑張ったね。パパさんママさんありがとうございます」等、祝福の声が殺到しています。
人気YouTubeチャンネル『にこねこ【保護猫の保育園】』では、しおちゃん・こいちゃんの保護後の様子を捉えた動画のほか、投稿者ご夫妻との出会いをきっかけに優しい里親さんのもとへ巣立った猫ちゃんたちの動画がご覧いただけます。
写真・動画提供:YouTubeチャンネル「にこねこ【保護猫の保育園】」さま
執筆:2525
編集:ねこちゃんホンポニュース編集部
※本記事は投稿者さまの許可を得て掲載しております。