神戸市立相楽園に「紅葉」近づく 重要文化財の公開など秋のイベントも開催中 神戸市
神戸市の都市公園で唯一の日本庭園である『相楽園』(神戸市中央区)に秋の紅葉が近づいています。今年は11月下旬から12月上旬が見ごろの予定。
相楽園は小寺泰次郎氏の本邸に営まれた庭園で、明治18年頃から築造に着手し、明治末期に完成。昭和16年から神戸市の所有となり、一般に公開されるようになりました。
飛石や石橋を渡る池泉回遊式(ちせんかいゆうしき)の日本庭園内では、蘇鉄園や樹齢500余年の大クスノキ、春にはツツジも咲き乱れ、総ケヤキ造の正門と欧風建築の旧小寺家厩舎、船屋形、旧ハッサム住宅ら重要文化財のほか、茶室「浣心亭」が庭園の景観と調和している様子も見ることができます。
同園では秋のイベントも開催されており、11月24日までは旧ハッサム住宅の内部公開(土日祝のみ)や、10月26日から11月17日までは芝生広場で造園花壇の展示、11月23日と24日には川御座船(かわござぶね)の屋形部分だけが陸上げされた重要文化財「船屋形」の公開なども。
また、10月27日と11月17日には浣心亭での茶席も設けられ、11月9日から12月1日までは例年人気の「創作菓子いおり」による和菓子の販売も予定。
その他にも多彩な催しが紅葉と一緒に楽しめます。プログラムの案内は公式サイトで随時行われているので確認してください。
<記者のひとこと>
都心にいながら、忙しさを忘れさせてくれる空間が広がる庭園でもうすぐ紅葉が見られます。期間ごとに魅力的なイベントも開催されているので、HPをチェックしながらお出かけしたいですね。
見ごろ
2024年11月下旬~12月下旬(予定)
場所
神戸市立相楽園
(神戸市中央区中山手通5-3-1)
営業時間
9:00~17:00(最終入園 16:30)
休園日
木曜日(祝日の場合は開園、翌日休園)
入園料
大人(15歳以上)300円、小人(小中学生)150円
※神戸市内在住・在学の高校生無料(要生徒手帳提示)
※神戸市内在住65歳以上無料(要公的証明書提示)
問い合わせ
078-351-5155