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ソニー創業者の本に影響を受けた第2子【私の胎教体験】

たまひよONLINE

男子と女子の2人の子どもを持つアラフォーママライターの【Naho-mom】です。26歳と29歳で妊娠、出産しました。

胎教? なんか良さそう…でも、第1子では余裕なし


25歳で結婚し、新米主婦としても、職業人としてもやることがいっぱいで大忙しの日々を過ごしていました。そんな中、26歳で第1子を妊娠。「20代のうちに2人の子どもを出産する」と計画を立てていたので嬉しかったのですが、若輩者には仕事・家事…と、毎日やるべきことを片付けることだけで精一杯の状態でした。

妊娠・出産については、通勤電車内や休日自宅で関連本を読む程度。初めてのことばかりで多少の不安はあったものの、後回しとなってしまっていました。「胎教」という言葉についても知ってはいたのですが、その頃は他人事のように感じていました。

まさかの入院生活! そこでたくさんの良書に触れる


仕事、家事…とフル回転で頑張っていた第1子妊娠7ヶ月目のこと。大量出血をしました。結果、「切迫早産」の診断を受け、まさかの入院生活に。2週間絶対安静と言われ、寝たきりの生活を送りました。

そこで、母や夫からたくさんの妊娠・出産にまつわる本を用意してもらい、読みあさった私。そのときに、乳幼児期、いや、その前の段階である新生児、胎児の教育がその子の人づくりに大きく影響を及ぼすという考え方を知ったのです。

いろいろな本を読みましたが、なかでも最も印象に残ったのが、ソニー創業者の一人であり、技術者で社長も務められた井深大氏の『胎児から』という本です。

その本には、赤ちゃんが生後すぐから個性があるというのは、お母さんの妊娠中の環境や行動様式に関係があり、胎児をひとりの人間としてとらえることから教育は始まらなければならないという考えが書かれていました。

育てるのはおなかの中から? 胎児の能力はスゴイ


井深氏の理論は…知能や芸術的感性や性格など、後に個人の特性として発現されるさまざまな個性の一切が「心を育てる」という仕事のいかんにかかっている。そして、この仕事の主導権を握るにはお母さんをおいて他にはなく、仕事の始まりは「生まれてからでは遅すぎる」というもの。私はこの理論に賛同し、ぜひ実践したくなりました。

しかし、第1子妊娠時には時間的にも精神的にも余裕がなく…。第2子妊娠時に、上の子(息子)と一緒に楽しみながら胎教デビューをしました。取り入れたのは、音楽。井深氏の著書でも紹介されていた鈴木鎮一先生の「スズキ・メソード」の教育法をやってみました。息子とともにおなかの子どもにも、童謡からクラシックまでさまざまな音楽を聴かせることを心がけました。

「どの子も育つ、育て方ひとつ」の教育法を楽しむ!


第2子は女の子でした。娘は4歳半のころからスズキ・メソード音楽教室でピアノを学んでおります。スズキ・メソードでは全くの初心者にいきなり「きらきら星変奏曲」の練習からスタートさせます。しかも両手で。

「譜読みも出来ないのに弾けるのか?」との不安を一掃。どの子も弾けるのです。少々難しくても知っている曲が弾けることは、子どもにとっては大変な喜びであり、やる気を育むと感じました。

今では継続10年目、大曲も弾けるまでに成長しました。胎児のころにおなかのなかで聴いていた曲を弾いている娘の姿を見て、母はとっても嬉しい気持ちになります。

「やって良かった、胎教! 」を実感する毎日です。

このような胎教をへて、娘は、妊娠37週6日に2950g、身長47.7㎝で生まれました。
「胎教って何をするの?」、「おなかの子どもに何がわかるの?」、「その効果は…?」など、妊娠中のママたちは興味津々だと思います。胎教とは子どもを天才にするための行為と思われがちですが、そうではなく、「胎児との生活をどう楽しむか」を考え、実践する行為であるのだと思います。そして、胎児のころから子どもに愛情たっぷりかけて心を育ててあげること…、これが私たち親にできる仕事だと感じました。

[Naho-mom*プロフィール]
2人の子どもを持つアラフォーママライター。整理収納アドバイザーとしても活動中。アメリカでの子育て経験有り。

※この記事は個人の体験記です。記事に掲載の画像はイメージです。

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