「多摩川を渡るとセーフみたい」中国の日本産水産物輸入再開をコメンテータが解説
6月30日(月) 寺島尚正アナウンサーがパーソナリティを務めるラジオ番組『おはよう寺ちゃん』(文化放送・月曜日~金曜日 午前5時00分~9時00分)が放送。月曜コメンテーターで経済評論家の上念司氏と、中国が日本産の水産物輸入を再開したことについて意見を交わした。
極めて非科学的な対応
寺島アナ「中国税関当局はきのう、日本産の水産物の中国への輸入を再開すると発表しました。福島など10の都県を除く北海道や青森など37道府県の水産物が対象となります。発表によると、日本の水産業者は中国当局に輸出業者として再登録すれば、登録日から出荷できます。放射性物質検査を経た証明書を提出する必要はあります。中国は処理水の放出に反発し、2023年8月から日本産の水産物の輸入を全面停止していましたから、輸入再開は2年弱ぶりです。まず、10都県を除く37道府県の水産物対象という輸入再開はいかがでしょう?」
上念「極めて非科学的な対応です。元々、全面禁止してること自体が極めて非科学的かつ、政治的な理由でやってるものでしょう。それで、解禁した・ここは除くとか言っても、海は繋がってるの知ってる?みたいなね」
寺島「そうですねえ」
上念「北京には海がないかもしれんけどさ。海見てみ、上海とか行って。全部繋がってるから。という話なんですよね。さらに言わせていただくと、トリチウムが問題というんだったら、おたくの原発から出てるトリチウムの量、日本の10倍ぐらいですぜと。意味、分かってます?」
寺島「日経新聞によると、輸入停止が続くのが福島、宮城、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京、そして長野、新潟、この10都県です。中国政府は2011年の福島第一原発事故を受け、この10の都県については、水産物に限らず、すべての食品の輸入を止めているということなんですね。これ、神奈川はここに入ってないんですね」
上念「だから多摩川を渡るとセーフみたいな(笑)」
寺島「はあ~」
上念「長野、海無いですけど。(笑)だから、恥さらしですよね」