くふうハヤテ異色の内野手が退団 再びメジャーに挑戦へ「今年にかける思いがある」
■大山盛一郎内野手が退団 昨年8月にくふうハヤテ加入
静岡市に本拠地を置くプロ野球球団「くふうハヤテベンチャーズ静岡」が大山盛一郎内野手の退団を発表した。本人の希望を尊重したもので、再びメジャーリーグを目指すという。
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現在24歳の大山選手は異色の経歴を持つ。沖縄県の興南高校卒業後、米国のマーセッドカレッジ、カリフォルニア大学アーバイン校へ進学。メジャーリーガーを目指し、大学のリーグ戦でアピールした。
くふうハヤテには昨年8月に入団した。昨シーズンは33試合に出場して打率.220、0本塁打、5打点、3盗塁。今シーズンは主力としての活躍が期待されたが、ウエスタン・リーグ開幕直後に退団となった。
くふうハヤテは退団理由を「本人の希望のため」と発表している。大山選手は球団を通じて次のようにコメントした。
「昨年8 月に入団し、とても濃い6 か月を過ごして来ましたが、本日をもちまして退団することになりました。くふうハヤテベンチャーズ静岡という球団に来て、ファンの方々の温かい声援であったり、また監督コーチ、チームメイト、そして球団関係者の皆さんも良い人ばかりでとても恵まれているなと感じることも多く、感謝しかありません」
「本当はこのチームで最後まで、という思いもありましたが、自分の中で今年にかける思いがあり、もう一度アメリカで挑戦したいと思い、今回の決断に至りました。短い期間ではありましたが、応援ありがとうございました」
大山選手は2023年の秋にメジャーリーグのドラフト指名を待っていた。指名漏れした際には「今回は残念でしたが、今年本気で頑張って来年のMLBドラフトで指名されます!!応援よろしくお願いします」と自信のSNSに投稿していた。身長170センチ、体重75キロと小柄な体で大きな夢をつかむため、再び米国で挑戦する。
(SHIZUOKA Life編集部)