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【夏越の祓・新潟縣護国神社】夏の神事といえば夏越の祓。半年分の邪気を退散しよう|新潟市中央区

日刊にいがたWEBタウン情報

 
初詣はもちろん、夏にも多くの参拝者が訪れる新潟縣護国神社

一年の折り返しを迎えようとしているこの時期に、神社で執り行なわれているのが『夏越の祓(なごしのはらえ)』と呼ばれる神事。「聞いたことはあるけれど、実際はどんな意味を持つ神事なの?」と疑問に思っている人も多いはず。

ということで、新潟縣護国神社の禰宜・伊藤豊彦さんに、夏越の祓についてお聞きしました。

夏越の祓(なごしのはらえ)とは?

新潟縣護国神社の歴史や神事のことならこの方! 禰宜の伊藤豊彦さん

「夏越の祓では、半年分の穢れを落として残り半分の健康と厄除けを祈願します。厄落としとして行なうひとつが茅の輪(ちのわ)くぐり。」毎年6月下旬になると私たちの神社でも、直径3メートルほどの茅の輪が登場しますよ」。

さらに夏越の祓を行なう時期は、こんなタイミングでもあるとか。
「『一年の計は元旦にあり』といわれるのに対して、6月末はその進捗を確認する時期。半年間をしっかり振り返り、元気に夏を迎えたいですね」。

夏の神事といえばこちら!


茅の輪くぐり

新潟縣護国神社の茅の輪。今年は6月22日(土)から設置されている

日本神話にも記されている伝統的な夏の神事。
ヨシやアシといったイネ科の植物で作られる輪をくぐることにより心身を清め、疫病退散や無病息災、厄除け、家内安全を願います。

茅の輪の正面で一礼したあと、輪をくぐって左回りで正面へ。もう一度輪をくぐり、右に回りで正面へ。最後に左回りで正面に来たら輪をくぐって前に進むのが正しい参拝方法。
輪くぐりの際の唱え言葉がある場合は、各神社で教えてもらおう。

6月30日(日)の『大祓式』で授与される『茅の輪守』

こんな神事も!


人形代(ひとかたしろ)

心身を祓い清める『大祓人形』(一人用・ 初穂料500円)
3回にわたって息を吹きかけ、半年分の穢れを形代に託す

人形代(ひとかたしろ)は、人の形を模した紙の形代に自分の名前や年齢、住所を書き、体に当てたり息を吹きかけたりして罪や穢れを託す神事。

昔は形代を川に流していましたが、現代では環境保護の観点から神職がワラで編んだこもに包み、浄化を行なっています。

さわやかな風が吹き抜ける護国神社の境内

新潟縣護国神社は、明治元年に現在の新潟大学医歯学総合病院近くに創建された県内一円を崇敬地域とする神社。国家の大事に一身を捧げて尽くされた方々をお祀りし、県民の守護神としてお守りされています。境内には青々と茂る周辺の松林からさわやかな風が吹き抜け、夏に訪れても心地良さを感じる神社です。

8月14日(水)~16日(金)には『万燈みたま祭り』が行なわれる

この情報は、月刊にいがた2024年7月号に掲載されたものです。

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新潟縣護国神社

住所
新潟市中央区西船見町5932-300

電話番号
025-229-4345

駐車場
100台

リンク
https://www.niigata-gokoku.or.jp/

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