区内在住渡邉りんごさん 世界魅了する学生ダンサー 台湾で日本代表Ⅴに貢献
各国・地域から選抜された大学生ダンサーたちが世界一を競う大学ストリートダンスワールドカップが昨年12月に台湾で行われ、日本代表チームが優勝=写真左上。チームの勝利へと大きく貢献したのが、高津区在住の大学生ダンサー、渡邉りんごさん(立教大学3年・ダンサーネーム:RingoWinbee)だ。
渡邉さんは昨年3月の全日本大学ストリートダンス選手権決勝大会で選抜され、日本代表チーム5人の一人として世界大会に出場。台湾、香港、韓国、フランス、日本の5つの国・地域が5対5の勝ち抜き団体戦でダンス技術等を競った。「大会までの8カ月間はどんな曲でも30秒という短い時間で最高のパフォーマンスを出し切ろうと練習してきた。台湾の会場は熱量が高くて、そこで踊れることにすごくワクワクした」と振り返る。
渡邉さんは5歳からヒップホップを始め、ロボットやパントマイムのような動きが特徴の「ポップ」ジャンルを習得。以降、ストリートダンスの世界大会で優勝するなど国内外の大会で活躍し、影響を受ける海外ダンサーもいるほどに。
今大会でも海外の豊富なダンスバトル経験から「戦略やモチベーション作りを積極的に行おう」と邁進。1試合目では台湾チームを相手に渡邉さんが1曲目から連続で5人勝ち抜きと、実力を発揮した。会場の雰囲気が日本に注目するようになったのを感じたという。流れを掴み2試合目でフランス、決勝戦で韓国と戦い、チームで力を合わせ優勝を掴んだ。
「全試合がとても難しかったが、相手の個性や音楽との相性を加味してチームで戦略を練った。優勝できて本当に嬉しかった。次の世界大会でも優勝できるよう頑張ります」と話している。