「煌びやかにセクシーに踊る肉の舞踏会」(肉匠 なか澤/白馬村)食いしんぼう塚田兼司のこれが旨い!
信州ラーメン界のカリスマであり美食家としても名を馳せる塚田兼司が愛して止まない料理を毎月紹介。
節目の第100回は、信州を中心に全国から仕入れた和牛を、焼肉はもちろん生食でも提供する話題店が登場!
黒タン厚切り、なか澤ユッケ、本日の霜降り、黒毛和牛のザブトンの焼きすき(写真手前より)「なか澤コース」(16,500円/1名)の一品として提供
国際色豊かな白馬の地に、世界と戦える肉の匠が降臨しました。このコーナーの100回記念に相応しいそのお店「肉匠なか澤」さん。オススメしたいのは、店名を冠した「なか澤コース」です。
身体を温めるスープから始まる“肉の舞踏会"は、野菜中心の前菜で信州を感じさせながら、胃にやさしく下地を作ってくれます。
そこから一気に駆け上がるように「なか澤ユッケ」が登場!記憶から消えたはずの、和牛ユッケの甘味と旨味と香り…。強めのタレが卵黄と交わり、セクシーに踊って、記憶を呼び起こします♪
さらに厚切りの黒タンのジューシーさ、霜降りのやわらかな舌触りと甘味、トロタク巻きで旨味のテンポを切り替えながら、ハラミとシャトーブリアンのタレ攻めで脳天を撃ち抜かれ…天に召されるような感覚に。
その瞬間腕を掴まれ、追い討ちをかけてくる焼きすき、口の中で踊り狂うオシェトラキャビアと赤身肉が手を取り絡み合うユッケ丼…。
目を閉じ、満足感にあふれる僕。この悶絶級の和牛舞踏会、気を失わず踊り続けられるか?あなたにも体感してほしいのです。
塚田’sポイント
コースの〆のユッケ丼には、キャビアもしくは生雲丹を選んで乗せられるのですが、追加(+2,200円)でダブル乗せがオススメです!
そして考案した伝説のシェフから直伝の「キムチの王様」は絶対頼んでくださいね♥
肉匠 なか澤(ニクショウ ナカザワ)
世界中から熱い視線を集める雪の楽園・白馬で、一度も冷凍されていない選りすぐりの和牛をふるまう焼肉店。
生食用食肉取扱資格を有し、ユッケや牛刺なども提供。
コースでは各卓で焼き師が焼いてくれ、味わいも空間も特別な体験ができる。
食いしんぼう塚田兼司のこれが旨い!
月刊Komachiにて連載中。
県内外に数多くの人気ラーメン店を展開する「ボンドオブハーツ」グループの代表。
全国各地のおいしいものを食べ歩き、有名シェフや美食評論家との交流も深い。
信州のおいしいを発掘・発見するべく、止まらない食欲をエネルギーに、食べ歩きの日々は続く…。