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北九州市立文学館で特別企画展「ペンと戦争-火野葦平、林芙美子の場合」開催【北九州市小倉北区】

北九州ノコト

(アイキャッチ画像:北九州市立文学館 特別展の看板)

北九州市立文学館で、第36回特別企画展「ペンと戦争-火野葦平、林芙美子の場合」が開催中です。会期は9月28日まで。

北九州ゆかりの作家を通して、戦時下の文学者のあり方を見つめることができる企画展です。

戦時下の文学者のあり方を見つめる

1945年の終戦から今年で80年、日本はかつてない長い戦後のうちにあります。前線と銃後、生活のすべてを覆ったあの総力戦で、文学はどのように動員され、文学者はどのように戦争にかかわったのか。

同展では、北九州ゆかりの作家である火野葦平と林芙美子を通して、戦時下の文学者のあり方を見つめます。

北九州ゆかりの作家<火野葦平>と<林芙美子>

火野葦平(本名:玉井勝則)は、北九州市若松区生まれ。1938年に日中戦争従軍中に芥川賞を受賞し、その後発表した従軍記「麦と兵隊」がベストセラーとなり、戦後は代表作「花と龍」などを発表しました。

林芙美子(本名:フミコ)は、北九州市門司区出身(誕生は下関との説もあり)。1930年に自伝的日記体小説「放浪記」がベストセラーとなり、日中戦争ではペン部隊に加わって「戦線」「北岸部隊」などの従軍記を執筆。戦後は、戦争で傷ついた人々を描く短編や代表作「浮雲」を発表しています。

文学講座・朗読会を開催

会期中には、文学講座や朗読会も実施。8月5日から電話による申込受付を開始します。

8月17日は直方林芙美子顕彰会・野口和夫さんによる「朗読会」、8月30日は火野葦平資料会会長・坂口博さんによる「広東からマニラへー戦地の文化運動ー」、9月13日は北九州市立文学館館長・今川英子さんによる「芙美子と戦争」の文学講座をそれぞれ開催します。

■会期/7月19日~9月28日
■住所/北九州市小倉北区城内4番1号
■開館時間/9:30~18:00(入館は17:30まで、初日は、10:00〜)
■休館日/月曜日(7月21日・8月11日・9月15日は開館、翌日休館)
■観覧料/無料(2階常設展示室の観覧は、別途料金が必要)

詳細は、北九州市立文学館のホームページで見ることができます。

※2025年7月26日現在の情報です

(北九州ノコト編集部)

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