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初めて本場のドバイチョコを食べてみたら…美味し過ぎっ! 今まで食べたドバイ “風” チョコはなんだったんだぁ~っ!?

ロケットニュース24

SNS上を中心に『ドバイチョコレート』というものが流行っているらしい。

人気の理由は、濃厚ピスタチオの味とポリポリ食感。その流行は世界中に広がっており、高額で取引されたり 手作りする人が現れたりと、まだまだ加熱の兆(きざ)しを見せている。

WEBライターたるものミーハーであれ! ということで、本場のドバイチョコを1枚取り寄せてみることにした。

・前回のドバイ“風”チョコ

実は筆者にとって、ドバイチョコを食べるのは2度目のことである。

前回食べたのは、ドン・キホーテで発見した韓国産の『ドバイスタイルチョコレート』。つまり、ドバイ “風” チョコだ。

価格は税込862円のところ、646円に値引きされていた。

ドバイチョコとは柔らかなピスタチオフィリングの中にカダイフという麺が混ぜ込まれたものを、チョコレートでコーティングしたお菓子。

その食感から咀嚼(そしゃく)音を楽しむASMR動画の素材として人気を集めているらしく、インスタグラムやTik Tokでは 可愛い女の子がドバイチョコをかじる動画がたくさんアップされている。

発祥はドバイにある『FIX Dessert Chocolatier(フィックスデザートショコラティエ)』という製菓店だが、オンラインショップもなければ輸出もしていない。そんなわけで、世の中にはそれを模倣した商品があふれかえっているのだ。

さて、前回のドバイ風チョコを食べてみたところ……ピスタチオの風味が弱く、逆に植物油脂っぽい味が強くて正直微妙なお味。

噛むごとにカダイフがボリボリと力強い音をたて、残念ながら 筆者にとってはASMRの素材以上の価値が感じられないものであった。

だが、コレはあくまでニセモノの話である。

これだけ世界を巻き込んで流行しているのだから、ひょっとすると本物はちゃんと美味しいのかも。ニセモノだけを食べて価値ナシと判断するのは早いんじゃないか? でも、FIXのチョコは現地に行かないと手に入らないぞ??

──そう思っていたところ、本場に近いドバイチョコが日本に初上陸するという噂が耳に入ったのだ。

・divan『ドバイチョコレート』

注文から待つこと約1ヵ月、手元に届いたのが……こちら!

『divan(ディバン)』というトルコの財閥系ブランドが作るドバイチョコ。価格は税込2916円で さらに送料として1265円がかかったので、4181円も支払ってチョコ1枚を手に入れたことになる。

本物でこそないが、トルコは上質なピスタチオの産地でありカダイフ発祥の地でもある。

そして韓国や日本と比較すると地理的にもドバイに近く(それでも3000km以上あるが)、少なくとも前回のドバイスタイルチョコよりも本格的な味が楽しめるだろうという予想だ。

それでは、高級感のあるスリーブ式の箱をススッ

スススッ

ススススーッとな!

もったいぶりながら開けてみました。

黄緑色の箱の中で茶色い薄紙で包まれた、コレがお待ちかねの……

\ディヴァンのドバイチョコレートですっ/

鮮やかな黄緑と黄色のラインが表面に描かれた、タブレット(オシャレで高級な板チョコ)的なスタイル。

正方形の各辺は10cmもないぐらいの手のひらサイズ、そして厚みは1cmちょっと。

本音を言うと「ちっちぇ~~! 3000円近くするのにちっっっちぇぇ~~~~~っ!!」って感じなのだが、昨今のバレンタイン商戦では6粒で3702円もするチョコが飛ぶように売れているらしいので、たぶん常識の範囲内なのだろう。

ただ、チョコレートの表面に気泡が浮いている点など生産の粗さが目立つのも事実。

それもこれも、味さえよければすべて許される。果たしてその実力やいかに!? いざ、実食!!!!

・別物やないかい!

厚みのあるドバイチョコだが、中身がやわらかいため割るのは簡単だ。

力を込めると、表面の凹凸に近い形でバキッとわけることができた。

ぎっしりと詰まったピスタチオフィリング。ところどころに見えるベージュの細いものが、カダイフ。「天使の髪」と呼ばれるほどに繊細な麺は、ひと目見るだけで前回のドバイ風チョコとは異なる。

その違いは見た目だけでない。

めちゃんこ美味しいぞ! っていうか やはりと言うべきか、ドバイ風チョコとはまるで別物やないかい!!

ピスタチオペーストとカダイフは、ホワイトチョコレートと混ぜ込まれているようだ。

滑らかながらピスタチオの量が多いようで、味が濃厚で香りもよい。コーティングしているミルクチョコレートのまろやかさに負けない、ナッツ特有のコクと甘みがある。

なにより驚いたのが、カダイフの繊細さである。

ひと噛みごとにポリポリとした食感はあるのだが、まさに天使の髪という表現がピッタリな軽さ。味としても主張が少なく、軽く風味を足す程度の脇役に徹している。

音が小さいため動画映えはしないかもしれないが、美味しさとしてはパーフェクトだ。

ひとかけらだけ食べるつもりだったのだが、気が付けばふたつ、みっつと手が伸びていつの間にか半分近く食べてしまっていた。

この味は他の食べ物では代わりができない。ニセモノを10個食べるぐらいなら、コレを1個買う方が絶対に幸福指数が高いだろう。

本場のドバイチョコレートは、ピスタチオ好きの人だったらきっと気に入るであろう気品漂う高級チョコレートだったのでした。買う価値あり、オススメです!!

参考リンク:divan『ドバイチョコレート』
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.

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