花と緑のイベントが盛りだくさんの福岡市の春!「花の祭典~Fukuoka Flower Show Pre-Event~」開催
福岡を世界一のフラワーシティにする活動を続ける石原和幸氏の夢コラム。3月号です。
今回は今年3月23日から27日までの5日間開催される「花の祭典~Fukuoka Flower Show Pre-Event~」についてご紹介します。
こんにちは、石原和幸です!
寒さが和らぎ、春の訪れを肌で感じる今日このごろ。
街には色とりどりの花々が咲き誇り、冬の静寂を打ち破るかのように、新たな生命が芽吹く季節がやってきました。
そんな華やかな春を象徴するかのように、福岡市では今年も花と緑のイベントが盛りだくさんです。
2026年春、ついに「Fukuoka Flower Show」 の開催が決定
2018年に蒔かれた 「一人一花運動」 の種は、多くの人々の手によって大切に育まれ、今や福岡の街を彩る大きな花となりました。
この美しい流れをさらに加速させるべく、福岡市は「花とみどりあふれる街・福岡」のイメージを世界へと発信し、花と緑に携わる人々やプレイヤーを増やしながら、業界全体の発展と市民活動の裾野を広げることを目指しています。
その集大成として、ついに2026年春「Fukuoka Flower Show」開幕への挑戦が、高島市長によって正式に発表されました!
この歴史的なプロジェクトは、福岡の街に新たな文化を根付かせ、日本全国、さらには世界中の人々を魅了する一大イベントとなることでしょう。
そして、その大いなる第一歩として、今年3月23日から27日までの5日間で「花の祭典~Fukuoka Flower Show Pre-Event~」 がプレイベントとして開催されることが決定しました!
僕はこれまでチェルシーフラワーショー、シンガポールガーデンフェスティバル、フィラデルフィアガーデンショー、ハウステンボス・ガーデニングワールドカップなど、数々のガーデンショーに参加してきました。
その僕だからこそ言えることだと思いますが、ゼロイチの開催は簡単なことではないですし、一朝一夕では成し遂げられないことです。
「Fukuoka Flower Show」の開催が決まってから、プロジェクトスタッフの皆さんは、本場イギリスのチェルシーフラワーショーやシンガポールガーデンフェスティバルを実際に訪れ、現地のショースタッフに直接ヒアリングを行うなど、入念な準備とたゆまぬ努力を重ねてこられた姿を、私は間近で見てきました。
しかも、ただ単にチェルシーフラワーショーの模倣をするのではなく、福岡市ならではの魅力を生かし、この地に根付くフラワーショーへと成長させていく。
この壮大な挑戦が、数年後にどのような形になるのか、福岡ならではのどのようなフラワーショーにたどり着くのかを楽しみにしています。
福岡は、花の生産は多いものの消費は少ないという話をこれまで何度もしてきたと思いますが、ショーの成功と定着と共に、生活や文化が変わることも期待します。
もちろん僕もいろんなお手伝いをこれからもしていきます!
「花の祭典~Fukuoka Flower Show Pre-Event~」が3月23日より開催
3月23日から27日までの5日間、福岡市植物園を舞台にプレイベントが開催されます。
かつてバラ園だった場所をリニューアルし、特別な空間として生まれ変わった会場は、花と緑に包まれた美しい景観を楽しめる場所となります。
今回のイベントでは、ただ花や緑を眺めるだけでなく、実際に触れ、体験しながらその魅力を感じられる機会が満載です。
初日には、私自身のトークショーを開催し、庭づくりの奥深さや植物と向き合う大切さについてお話ししたいと思います。
また、大きな見どころのひとつとして、チェルシーフラワーショーで「Plants of the Year」最優秀賞を受賞したアガパンサス・ブラックジャックが、日本で初めて公開されます。
これは一見の価値はあるかと思いますよ。
さらに、ベランダでも気軽に楽しめるガーデニング術の紹介、アーティストによるライブアートパフォーマンス、フードトラックが並ぶ賑やかなエリア、そして子どもたちが庭師やフラワーデザイナーの仕事を体験できるプログラムなど、訪れる人々が花と緑を五感で楽しめる仕掛けが随所に用意されています。
昼間は春の陽気に包まれた心地よい景観が広がり、夜にはライトアップによって幻想的な庭園が浮かび上がる、昼と夜で異なる表情を見せる特別な演出も楽しみのひとつです。
そして、「一人一花フラワーガーデンチャンピオンシップ」歴代受賞者によるガーデンコンテストも開催され、創造力あふれる庭園作品も登場します。
庭づくりは単なる装飾ではなく、人の心を豊かにする芸術です。
情熱が注ぎ込まれた庭園の数々を、ぜひ会場でご堪能ください。
植物園にシンボルとなるガーデンを制作
花の祭典プレイベントの実施を機に植物園にシンボルガーデンを制作することになり、僕と友人であるイギリスのガーデナーのトム、廃品アートのしばたみなみさん、そして地元ガーデナーの皆さんとの共創させていただくことになりました。
タイトルは「Circle of Future」。
「福岡市から始まった“一人一花運動”が、花と緑がつなぐ途切れることのない輪となり、小さなコミュニティから街全体へと広がりながら、新たなつながりを生み出し、誰もが誇れる「花と緑のあふれる都市」へと成長していくというメッセージを込めました。
このシンボルガーデンは常設され、四季折々の美しい彩りを映し出しながら、訪れるたびに異なる表情を見せる生きたアート空間となります。
さらに、単なる観賞の場にとどまらず、イベント時にはステージとしても活用され、アート・音楽・文化が交わる場として、年間を通じて多くの人々を迎える福岡の新たなシンボルとなります。
この庭が、訪れる人々の心に小さな花を咲かせ、未来へと続く希望の輪を広げていく。
そんな願いを込めて、「Circle of Future」から、新たな物語が紡げると幸いです。
他にも期間中は花と緑に関わるたくさんのプログラムが組まれているようです。
入場には植物園への入場料とは別に、イベントチケットが必要となりますので、詳細は公式サイトをご確認ください。
花を育てたことがない方も、一輪の花を飾ることから始めてみませんか?
植物を育てることで、日常に新しい気づきや喜びが生まれ、暮らしに彩りが加わるはずです。
このイベントを通じて、植物の持つ力や美しさに触れ、「ちょっと植えてみようかな?」と感じていただけたら、それだけで大きな一歩になります。
この春、福岡市植物園で皆さんとお会いできることを楽しみにしています。
それではまた次回、お会いしましょう!
石原和幸でした。
「花の祭典 ~Fukuoka Flower Show Pre-Event~」開催概要
■日時:3月23日(日)~27日(木)10時~21時(最終日は17時まで)
■会場:福岡市植物園(中央区小笹五丁目1-1)
■料金:
一般エリア:動植物園入園料(大人600円、高校生300円、中学生以下無料)
特別エリア:動植物園入園料の他に入場チケット料金が必要。
※動植物園入園料の詳細は動植物園ホームページをご確認ください。
■HP:https://fukuokaflowershowpre-event2025.com/
花の祭典「Fukuoka Flower Show」につながる、プレイベント開催!3月23日(日)~27日(木)【福岡市中央区】
https://fukuoka-leapup.jp/city/202502.46578