【菊池郡大津町】何だコレ物件!この大きなお相撲さんの像って一体なあに?
菊池郡大津町にお相撲さんの大きな像があるのを知ってますか? 通りすがりに気になっていた方も多いのではないでしょうか。
不知火光右衛門のお墓
大津町の県道202号線沿いに、不知火光右衛門(しらぬいこうえもん)の墓というものがあります。
青い旗があり、奥には大きなお相撲さんの像があり、なんだろうと思って通り過ぎていた方も多いのではないでしょうか。
こちらは大津町出身の不知火光右衛門(しらぬいこうえもん)のお墓となっております。
不知火光右衛門の祖父も、草相撲の大関で有名な強さの方だったようで、その力と早技を受け継いだ不知火光右衛門は大阪に出て修行をし、嘉永2年に江戸へ行き、同3年11月幕下付け出されています。
幕下付け出しとは 大相撲において学生・アマチュア時代に優秀な成績を収めた力士の地位を優遇する制度
Wikipediaより
55歳で亡くなったとの事で、現代で考えると、まだとても若い年齢です。
176㎝、124kg。土俵入りが有名で、先代の第八代横綱不知火諾右衛門が創始した土俵入り、「不知火型」を華麗にしたもので巧妙を極め、
「白鶴の翼を張れる如し」と絶賛され、
更にとても美男子だったために、錦絵は飛ぶように売れたそうです。
こちらは若い頃の写真ではないようですが、しっかりと男前ですね。 土俵入りは雲龍型と不知火型がありますが、不知火型の横綱は ・太刀山 蜂右衛門(たちやま みねえもん) ・羽黒山 政司(はぐろやま まさじ) ・吉葉山 潤之輔(よしばやま じゅんのすけ)・玉の海 正洋(たまのうみ まさひろ) ・琴櫻 傑将(ことざくら まさかつ) ・隆の里 俊英(たかのさと としひで)・双羽黒 光司(ふたはぐろ こうじ) ・旭不時 正也(あさひふじ せいや) ・若乃花 勝(わかのはな まさる) ・白鵬 翔(はくほう しょう) ・日馬富士 公平(はるまふじこうへい) ・照ノ富士 春雄(てるのふじ はるお) となっております。 (不知火型とはっきりしている19代横綱から)
まとめ
何気に通り過ぎていた道に何だコレ物件は1800年代に活躍した大津町出身の不知火光右衛門のお墓でした。 そして今年は不知火光右衛門生誕200周年だそう。大津町ではこれを記念して小中高生が自作の力士で対戦する、紙相撲大会が行われたそうです。 皆様も是非こちらを通られた際には、立ち寄ってみてくださいね。 参考 大津町教育委員会案内板