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まだ暖かい? 四日市の南部丘陵公園小動物園でカメの冬眠準備

YOUよっかいち

冬眠専用の飼育舎に放してもらうカメたち=四日市市日永

 三重県四日市市の南部丘陵公園にある小動物園で12月2日、カメの冬眠準備があり、12匹のカメが枯れ葉を敷き詰めた飼育舎に移された。カメたちはさっそくお気に入りの場所を探そうと枯れ葉の中へもぐりこんだが、この日は最高気温が17度ほどと高めで、まだ眠くないとばかりに、広範囲に動き回るカメもいた。

 動物たちの「教育担当」をしている長尾多恵さん(24)が、1匹ずつ、冬眠専用の飼育舎に放ち、枯れ葉の中へ入って行く姿を見守った。最高気温が15度を下回るようになると、カメたちは旺盛だった食欲が止まり、冬眠の準備に入るという。例年、11月終わりから12月初めに冬眠準備をしている。

枯れ葉のベッドにもぐりこむカメたち

 ニホンイシガメ11匹、クサガメ1匹の計12匹で、ふだんは鹿や鳥などもいる大きい飼育舎の中の池で暮らしている。長尾さんによると、来年3月ごろまでの冬眠期間中は、ほとんど眠っているが、気温によっては目を覚まし、水を飲んだり、ごく少量だがエサも食べたりするという。

 ニホンイシガメは日本固有種のカメで、最大甲長は20センチ余。環境省レッドリストでは「準絶滅危惧種」に入っているという。クサガメは韓国、中国、台湾にも分布し、最大甲長は30センチほどになるという。

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