平谷湖フィッシングスポットのエリアトラウトでニジマス19匹手中【長野】クランクのデッドスローが鍵に
11月6日、久しぶりにエリアトラウトを楽しもうと、長野県・平谷村の平谷湖フィッシングスポットへ釣行した。
平谷湖FSでエリアトラウト
開始15分前に受付を済ませて釣り場へと移動し、午前7時のスタートと同時にキャスト。スプーンを追ってくるニジマスの姿は見えるものの、積極的に口を使ってくれるような状況ではなさそうだ。
まずはいろいろ探ってみると、周囲から遅れて水面から1枚下のレンジで最初の1匹目をキャッチ。11月だというのに魚がかなり浮いている。同様のレンジにスプーンを通してくると、またしてもレギュラーサイズのニジマスがヒットだ。
中層から上のレンジに反応
表層付近で連発せず、ローテしながら魚の居場所を探る。ボトムの反応は薄く、やはり中層から上に魚が着いているようだ。
そのため表層を直撃できるように1g未満のマイクロスプーンをチョイス。カラーやスプーンをローテしながら、どれも正解ではないが不正解でもないようで、ポツリポツリとヒットを重ねていく。
もっとやる気のある魚が着いている場所があるかもしれないと、移動を繰り返しつつなんとかスプーンで午前中は10匹。完全に分からなくなった頭を冷やすために、昼食休憩とした。
平谷湖は食堂営業をしており、この季節は温かい食べ物がいただけるのでありがたい。私は天ぷらそばを注文して、午後からの釣りをどうしようか考えつつ温かい出汁でひと息ついた。
クランクにニジマスが好反応
さて午後のスタートも状況が好転しているはずもなく、相変わらず反応が得られない。辛うじてイーグルプレーヤーとダイバライズでのグリグリジャークで魚を拾っていく。
水車の流れの当たる場所が空いたので移動すると、近くで釣りをしていたトーナメンター風のグループがハイペースでヒットさせている。ルアーはクランクを使っているようで、ダメ元で私もクランクへ。苦手意識があるものの、釣れているのを見るとやはりそれにすがりたくなる。
手持ちのクランクをいろいろローテしていき、クーガFMRのオリーブに替えたところ、明らかに魚の反応が良い。だが潜りすぎてしまうので、ロッドを立て気味で引いてくると、これが正解。ゴツンと強いアタリで元気いっぱいのニジマスがヒットだ。同じレンジ、スピードで数匹キャッチして、なんとかペースを取り戻せてひと安心。
デッドスローでクランクを引く
しかし、魚の反応はあえなくストップしてしまう。いろいろローテをしてみたところ、先ほどのクーガFMRとクーガナノS、ヘイズナノSSに替えた直後にアタリが出てくれることに気づく。
しかもクランクが泳ぐか泳がないかのデッドスローにしか反応してくれない。ある程度パターンが見えてきたことで、集中力を取り戻してスローペースながらニジマスを追加できたのだった。
最終釣果
ここで午後4時を回り、クランクへの反応も消えてきてしまった。そこで再度魚の居場所をサーチすべく、ハイバースト1.6g、食わせ系のカラーをローテしてみると、水車の流れが当たる場所で連続ヒット。あまりスプーンが沈み過ぎないようにロッドをやや立ててのヒットだった。
この連発は3匹止まりで、ギリギリ20匹に届かず19匹でロッドオフ。それなりに釣れたものの、たくさん釣れている人と比べるとダブルスコア以上の差が開いているような体感があり、エリアトラウトの奥深さと悔しさを胸に帰路に就いた。
<週刊つりニュース中部版 APC・戸松慶輔/TSURINEWS編>
この記事は『週刊つりニュース中部版』2025年11月21日号に掲載された記事を再編集したものになります。