【NewOpen】浦安市高洲におにぎり屋さん「Coco Kara」がオープン♪ この秋に食べたい、こだわりの新米とおかずが美味すぎる!
高州エリアの閑静な住宅街に、この夏オープンしたばかりのおにぎり専門店が話題となっています。高州エリアは広い公園や歩道が多く、散歩をするだけでも気持ちの良いエリア。そんな魅力的な場所にできたのは、ただの飲食店ではなく「おにぎり」専門店。定番具材から浦安ならではの具材など、どんなこだわりを持ったお店なのか取材をさせていただきました!
どこかな~と歩いていると、戸建ての一階にある、テイクアウト専門のおにぎりスタンドを発見!「いらっしゃいませ~!」と元気に明るい雰囲気の女性が店主の塩田さんです。この日のメニューは8種類のおにぎりと、2種類のお惣菜メニューが用意されていました。おにぎりのテイクアウト専門店ということで、夕方に買いに来られるママたちも多く、またお一人暮らしのおじいちゃんやおばあちゃんの来店もあるとか。
おにぎりのテイクアウト専門店
人気メニューの「紅鮭」は浦安堀江にある魚屋さん「忠七丸」さんから仕入れているそうで、天然物でうまみもたっぷり、しかもゴロゴロっとたくさん入っていることもあり人気ナンバーワン!
そして「アップル梅」も人気が高く紀州南高梅の梅を使用、はちみつ梅はよくありますが「アップル梅」は聞いたことがなかったです。なんでも梅干しが苦手なお子さんも、こちらのおにぎりなら食べられた! と話すお客さんもいらっしゃるとか! これは苦手を克服するにいいですね。さらに「明太クリームチーズ」はピリ辛好きには大変人気でクセになる味なんだとか。でもやっぱり浦安なら貝は見逃せないということで、実際に「浦安にぎり」に「おかか昆布チーズ」「紅鮭」「肉みそ」を購入してきました。
「浦安にぎり」にはホンビノス貝を使用、しかもガリバタ味ということで、旨味が凝縮。噛めば噛むほど美味。浦安っ子にはマストおにぎりです。
「おかか昆布チーズ」は塩田さん自家製で昆布の佃煮を作っているそうで、なんと3時間も煮込んでいるとか! おかかとチーズもゴロゴロっと入っています。チーズの歯ごたえと塩味に昆布とおかかの優しい味わいが、お子さんにも人気なんですって。
「肉みそ」は文句なしの美味しさで、「やっぱり白飯には肉っ!」な方にはおすすめ。生姜がピリッと聞いた、濃厚でスタミナ満点のおにぎりです。
そしてお米の粒が一粒一粒がたっていて、塩加減もちょうど良さを感じます。お米には岡山県産の「にこまる」を使用し、お塩は沖縄県産の「沖縄の海水塩 青い海」を使用しています。
こころとからだをととのえる
実は小さな頃からおにぎりが大好きだったという塩田さん。寝る前に一つおにぎりを食べるくらい、大好きなものの一つだと話します。また、祖父がお蕎麦屋さん、両親が定食屋さんという、商売と飲食の血を引き継いでいる塩田さんは、どうせやるなら自分が納得のいくお店を出したいと考えています。「子どもたちにはしっかりと栄養を摂ってほしいと思っています。私の息子もスポーツをしているので、しっかり栄養バランスを整えられるようにしたいと考え、店名の『Coco Kara』には、Coco は心、Kara は身体を意味し、『こころとからだをととのえる』という意味を込めています。また、『ここから』美味しいものを食べて笑顔にもなってほしいという思いもあります!」と話す塩田さんの笑顔も素敵なんです。
ご自身の家族やお子さんたちのスポーツ活動を考え、自宅でも国産のものや添加物のないもの、極力自家製のものを心がけていたという塩田さん。「食べるものは重要ですし、食べ物から最適なパフォーマンスが生まれると思っています。心と身体は連動しているので、スポーツ技術があっても心が安定していなければ良い動きは生まれませんよね。気軽になんでも食べられる時代だからこそ、子どもたちにはしっかり栄養を摂ってほしいと思います。栄養について勉強を続けていく中で、栄養価はもちろん、腸活や免疫など、身体に良いことを意識した食材や料理を皆さんにも提供したいと考えました」。
こうしたこだわりから、今年「スポーツフードマイスター」と「お米ソムリエ」の資格も取得されたそうです。す、すごい! お米は粒たちの良さはもちろんのこと、北海道産『真昆布』と一緒に炊き上げているこだわりっぷり。昆布の旨みがご飯にしみてさらに栄養も補えるんですって! 脂質や糖の吸収を抑え、コレステロール値の上昇を抑制する働きがある食物繊維、ミネラル補給、アミノ酸で疲労回復など、昆布に含まれる栄養価は高いとか。さらに塩も一緒に入れて炊き上げるのも美味しさの秘密なんだそう。なんでも塩を手のひらにつけて結ぶことで、塩味のむらが出てしまうことが気になるということで、一緒に炊き上げることで味が均一になるように工夫。もちろん塩は不純物が入っていないお塩だから安心ですね。一緒に炊き上げるからか、お米だけ食べてもとってもまろやかでお米の甘みも引き立っているようなお味でした。
浦安愛をたっぷり感じられるおにぎり
また、塩田さんは浦安に来て22年ということもあり、お店を浦安で出すなら地のものは必ず使用したいと考えていたそう。縁あって水産加工の忠七丸さんから、紅鮭とホンビノス貝を仕入れており(仕入れがない時もあるそうです)、おにぎりに使用する海苔は、丸茂海苔店さんの海苔を使用しています。また、道路を挟んだ斜めお向えにある老舗の佃煮屋 西金さんの佃煮を週替わりで提供したり、浦安愛をたっぷり感じられるおにぎりなんです! 大人はもちろん子どもたちにもお腹いっぱいに食べてほしいと、場所柄学校も近いので部活動など、配達も考えているそう。食べ盛りのお子さんたちに栄養価の高いものを届けたい! と親心が温かい! しかもお米が高騰している昨今…、できるだけ今の料金を続けていきたいと考えているそう。これ以上上げてしまうとお子さんたちには手が届かないものになってしまうのが心苦しいとか。確かにお米は日本人の私たちにはなくてはならない食材。子供たちにお腹いっぱい食べさせてあげたい、という気持ちも素敵ですね!
お惣菜も美味!
さらにはおにぎりだけでなく、お惣菜も用意をしているそうで、これがまた美味しそうなものばかりでした! この日は、「ねっとり里芋の野菜コロッケ」「柿とサーモンのサラダ」「回鍋肉」の3種類。しかもお惣菜には自家製の塩こうじを使用しているので、旨味はもちろん、お惣菜も栄養価の高いものがいただけます。そしてお惣菜は日替わりで変わるのもうれしいですよね。しかしこれだけの料理をお一人でこなしているなんて、すごすぎます。週末にはスポーツクラブなどからの注文も入るそうで、一人ではこなしきれないときは家族のサポートがありがたいとも話してくれました。自宅でおにぎりスタンドをできているのもご主人が背中を押してくれたとか。
いつかは自分のお店を出したいと心の中に秘めていたそうですが、昨年ご自宅を建てたことを機に、家族の支えもあって自宅での開業を決めたそうです。当初は自宅ではなく、新浦安近辺でテナントを探していたものの、なかなか条件に合う物件が見つからず…。そんな中、ご主人が当初使う予定だった部屋を奥さんのお店にしよう! と提案し、背中を押してくれたとか。なんて素敵なご主人でしょう!
「まだ始まったばかりですが、自分一人ではこのようなお店を出すことはできませんでしたし、ピンチの時には家族が支えてくれることが本当にありがたいと感じています」と話します。また、息子さんたちの中にはスポーツのために別々に暮らしているお子さんもおり、それぞれが自分の道を進みながら「頑張って!」と声を掛け合える素敵なご家族だそうで、聞いている私までほっこりしました!
「CocoKara」のこれから
塩田さんご自身のご実家も飲食店を営んでおり、成人してからはご自身も飲食業に携わる仕事をされていたそうです。最近までは築地の会社に勤めていたとのことですが、「やっぱり自分のお店を持ちたい!」と、子育てが落ち着いたタイミングで仕事を辞め、浦安市の商工会議所が主催する創業支援セミナーに参加したり、別の店舗でアルバイトをしながら飲食の勉強を改めて行ってきたそうです。勉強熱心で、自分の夢に向かって進む姿がかっこよすぎです。
「これから数年、5年くらいはおにぎり屋さんに励み、いつかはテイクアウトだけでなく、飲食もできる店舗を持ちたいと思っています。ずっと夢見てきた自分のお店がオープンできるように、頑張っていきたいです!」と語る塩田さんからは、強い志が感じられます。一方で、美味しいおにぎりを結ぶその姿からは、親心のこもった温かさや力強さが伝わり、塩田さんのエネルギーを感じさせます。ぜひ「CocoKara」で塩田さん自慢のおにぎりやお惣菜を味わい、パワーをもらってみてください!
CocoKara
浦安市高洲3-1-12
9:30〜18:00
月曜日(その他インスタで告知)
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