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すっぴんパスタが絶品だった!垂水『ぱすたろう』の釜あげ生パスタはリピ確定  神戸市

Kiss

今年4月、垂水駅の近くにオープンした『ぱすたろう〜MAGARI〜』(神戸市垂水区)。一度食べるとリピートしたくなる!と早くも話題です。

「垂水駅」から徒歩約5分。垂水小学校の西側を北へ進んだ場所にあります

20時から5時まで『ナイト食堂』として営業する店を間借りして、ランチタイムにオープンする『ぱすたろう〜MAGARI〜』。

店内は、カウンター7席と2人がけテーブルが2つ

店主の松井さんが長崎県を訪れた際に偶然食べたパスタに衝撃を受け、「この味を地元神戸の人にも味わってもらいたい」と同店をオープンするに至りました。

その長崎のお店こそ『ぱすたろう』本店。九州に3店舗を展開する人気店です。この味を継承すべく修行を申し出るも、何度も断られたのだそう。

諦めずに通って思いを伝え続けた結果、修行を認められ、さらには『ぱすたろう』を名乗ることを許されるまでになりました。

そんな松井さんの情熱が生み出すパスタ。オイル、トマト、バジル、クリームと味も具材も様々です。

数々のメニューの中で一際異彩を放っていたのが「すっぴんパスタ」。当店の名物だそうです。すっぴんという名のとおり“素”。具材はなし。

なんとなく、パスタは具沢山が美味しいと思い込んでいたので、具なしパスタ…美味しくいただけるのか?失礼ながら半信半疑で注文しました。

手際よく茹でられ、仕上げられるパスタ。仕上げはカウンターで。本当に見た目には何も入っていないパスタに、チーズが振りかけられます。

黒胡椒を挽いて、おしまい。

「すっぴんパスタ(Sサイズ)」605円(税込)

シンプル!そのぶん、つやつやと麺が光り輝いていることがよくわかります。

さっそくいただくと…プリプリ!そしてもちもち!もちもちしているけれど決してねっとりはせず、口の中で麺が弾むような、例えて言うなら“新鮮な麺”という感じ。もっと噛み締めて味わいたいと思う、クセになる食感です。

こだわりのチーズは風味が豊かです

甘みと旨み、小麦の風味。麺本来の味を感じつつ、食べ進めるとチーズが溶けて絡み、バターと黒胡椒の風味がアクセントとなって物足りなさを感じません。

予想外の奥深さ。素材の力と技術で勝負する、シンプルなパスタ。あえて具なしで食べてほしいというのも納得です。

まるでうどんかラーメン?!を思わせる釜

食感の秘密をたずねてみたところ、こだわりの生パスタであるのはもちろんのこと、釜を使って茹でる「釜あげ」であることを教えてもらいました。

強い火力で一気にお湯を回しながら茹でるそうですが、温度、塩加減、茹で時間、すべてが揃わなければこのベストな食感が出せないのだとか。

「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ(Sサイズ)」803円(税込)

もう一品、選んだのは松井さんのイチオシという「アーリオ・オーリオ・エ・ペペロンチーノ」。こちらも具材はにんにくと唐辛子とオリーブオイルだけというシンプルなパスタです。

生パスタとオイル系を合わせるのは珍しいのだそうです

ピリリと心地よい刺激。にんにくの自然な風味と程よい塩気が食欲をそそります。生パスタ×オイルの真骨頂。2皿目でしたがペロリと完食しました。

パスタはSサイズ・Mサイズが選べるので、シェアしたり、あえてSサイズにして2種類食べ比べる人もいるそうです。

シンプルなパスタも映えるかわいいパスタ皿は、丹波篠山の涓々窯の特注!20皿あるそうなので器もお楽しみに♪

若い人に人気のお店かと思いきや、平日の開店直後には年配者や女性1人のお客さんも多く、本当に『ぱすたろう』のパスタが食べたくて来られているのだなと思いました。

生パスタの本当の美味しさを知ることのできるお店。またあのパスタが食べたい!とふと思い出す、印象的なパスタです。

基本はランチのみの営業ですが、火曜日のみディナータイムにも営業されています。


場所
ぱすたろう ~MAGARI~
(神戸市垂水区陸ノ町7-20 グリーンビル1F)

営業時間
11:00~15:00(L.O)
火曜日のみ18:00~21:00(L.O)も営業

定休日
木曜日 ※臨時休業の場合は公式Instagramでお知らせあり

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